出版社内容情報
内容説明
あなたの日々の暮らしには「犯罪への落とし穴」が潜んでいる!この行為は「犯罪」か?「無罪」か?その境界を知ろう。
目次
第1章 ここ1年で起きたケース・話題になったケース
第2章 刑法的には原則として犯罪にならないケース
第3章 他の何らかの法令で違反となるケース
第4章 法律的に犯罪にならないように見えて、犯罪になるケース
第5章 犯罪になるケース
第6章 犯罪になりそうだが無罪になったケース・無罪以前になったケース
第7章 進行中のケース・犯罪になるかならないか微妙なケース
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
oldman獺祭魚翁
37
近々の刑法に触れそうな事件、また事件化したものを、取り上げ弁護士の高橋氏が法的な面からの解釈を、そしてコメンテーターの村尾氏が一般的な面から論評するという形で書かれた易しい刑法の入門書。まだ記憶に新しい事件が挙げられている。ただ、余りにも要約が大きいので、もう少し各事件について詳しく書かれていれば、刑法を齧った者としては楽しめたと思います。また足利事件や名張毒ぶどう酒事件などの様に冤罪事件や伊藤詩織さん事件やロス疑惑などの様に、警視庁や検察庁の不適切な失敗例を挙げても居ます。2024/04/09
まるぷー
18
著者が135の刑事事件の事例をあげ、現役弁護士が見解をする。最近の事件では妥当な判決だと思うが、あの埼玉のプロ野球選手の事件では嫌疑不十分不起訴は納得できないと思うが。最近の傾向として身近なところでは、SNS上での誹謗中傷の書き込み事案。刑法230条名誉毀損罪になる。毎日のように他のブログで書き込んでいる人がいるようだが止めるべきだ。あおり運転や飲酒運転、ひき逃げ事案の量刑も厳しくなっている。最後の章ではシロ、クロ微妙な事例で、おやっと思う判例もあった。2024/04/02