内容説明
オコサマ、ズー、ドドメ、クワバラ―。そこに宿るのは、長い歴史のなか養蚕という生業にはぐくまれてきた人びとの心。ものの考え方、とらえ方を澄んだ鏡のごとくにうつしだす。かけがえのない豊かな絹のことばとその文化を今、堀り下げる。
目次
第1部 めぐみ(「きぬ」のこと;「わた」のこと;「いと」のこと)
第2部 いとなみ(“蚕”のことば;“桑”のことば;養蚕の発展とことば)
第3部 ことばのめぐみ―「古くなし新しくなし」(“かいこ”の宇宙にいきづくことば;“かいこ”が創造する宇宙;“かいこ”がかたる宇宙)
著者等紹介
新井小枝子[アライサエコ]
1969年群馬県藤岡市生まれ。91年群馬県立女子大学卒業。93年群馬大学大学院修士課程修了。2008年東北大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。12年4月から群馬県立女子大学准教授。専門は方言学、日本語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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