内容説明
医療・介護の専門職、ボランティア、学校などの実践、マフ制作のポイントや注意点がわかるマフ入門書!
目次
プロローグ 笑顔とコミュニケーションを生み出す「癒やしのマフ」
1 マフって何?
2 マフを用いた実践
3 病院・高齢者施設におけるマフの導入手順
4 マフを作るボランティアの取り組み
5 人と人をつなぐマフ、地域での展開
資料
エピローグ マフの力で認知症ケアが、社会が変わる
著者等紹介
鈴木みずえ[スズキミズエ]
国立長寿医療研究センター在宅医療・地域医療連携推進部特任研究員。浜松医科大学臨床看護学講座特命研究教授・名誉教授。1992年、筑波大学大学院医科学研究科医科学専攻修士課程修了。1996年、同大学院医学研究科環境生態系専攻博士課程修了。2016年、浜松医科大学臨床看護学講座教授に就任。2025年より国立長寿医療研究センター在宅医療・地域医療連携推進部特任研究員、浜松医科大学臨床看護学講座特命研究教授・名誉教授。専門は長寿科学、老年管護学。高齢者のケアの質を向上させるためのケア方法・評価指標の開発や、転倒・認知症予防のための研究に携わるほか、転倒予防に関するリスク評価やケア方法の開発、高齢者の音楽療法・動物介在療法・ロボット療法、高齢者のQOL評価、高齢者の地域・施設ケアに取り組む。2015年度日本老年看護学会研究論文優秀賞受賞、2016年度日本早期認知症学会論文賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kayo
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面白い取り組みですね。マフは毛皮などで出来た筒状の防寒具(メーテルが持ってるやつ)。介護や医療の場面でこのマフを持つことで得られる効果があるそうです。手を温めることで心が安定、所在ない手指が落ち着く、使用者の個性や思い出に合わせた飾りなどをマフに付けて愛着が湧く、介護や治療を妨げる行動を抑制するなど。昨年他界した義父はパジャマのボタンや作務衣の紐を次々と引きちぎってしまい、義母は付け直すのに奮闘してました。その時このマフが有ったらヤンチャな手が少しは落ち着いたかしら。毛糸や布で作っていずれ奉仕してみたい。2025/07/28