岩波新書<br> 不適切保育はなぜ起こるのか―子どもが育つ場はいま

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岩波新書
不適切保育はなぜ起こるのか―子どもが育つ場はいま

  • 普光院 亜紀【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004320197
  • NDC分類 376.1
  • Cコード C0236

出版社内容情報

暴力を加える、強く叱責する……。
保育施設において子どもの心身に対する深刻な被害が相次ぐ。
いま保育の現場はどうなっているのか。長年、保育問題に取り組んできた著者が豊富な事例をもとに問題の背景を丹念に検証。保育の「質」を置き去りにした
政策
を問い、子どもが主体的に育つ環境づくりへ向けて具体的に提言
する

内容説明

暴力を加える、強く叱責する…。保育施設において子どもの心身を脅かす不適切行為が相次ぐ。いま保育の現場はどうなっているのか。長年、保育問題に取り組んできた著者が豊富な事例をもとに、問題の背景を丹念に検証。「保育の質」を置き去りにした政策を問い、子どもが主体的に育つ環境づくりへ向けて具体的に提言する。

目次

第1章 相次ぐ不適切保育の実態(裾野市の事件が照らし出した暗がり;見えているのは氷山の一角 ほか)
第2章 不適切保育の背景にあるもの―子どもが育つ場で何が?(不適切保育の背景をみる;園の保育観・理念という背景 ほか)
第3章 子どもを見失った少子化対策―子どもの権利の視点から検証する(一・五七ショック;女性が働き続けられる社会へ ほか)
第4章 「保育の質」は社会の未来を左右する―子どもが育つということ(保育の質への無理解が制度を歪めた;子どもは安全と栄養だけでは育たない ほか)
第5章 不適切保育のない社会へ―子どもの育つ場をどう支えるか(「子どもの権利」がようやく表舞台に;一人一人を大切に育む時代 ほか)

著者等紹介

普光院亜紀[フコウインアキ]
出版社在職中に二人の子どもを保育園に預けて働く。「保育園を考える親の会」代表を務め、現在はアドバイザー・顧問。保育ジャーナリスト。保育、仕事と子育ての両立の分野の執筆・講演活動を行うほか、国や自治体の保育・子ども施策に関わる委員会等の委員を務める。浦和大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

64
裾野市の不適切保育の事例が導入部にあるが、全体としては『保育の質の向上を目指して』と題する方が適切な内容。著者は保護者の立場から保育に様々な提言をしてきた団体の代表を務めており、保育の子どもに対する影響の意味や社会的な意味も様々な研究を紹介しながらわかりやすく説明している。その上で当然の結果と言えるが、保育の質向上には保育士の質向上が重要で、そのためには保育士の待遇改善が必要とする。保育は規制緩和と自由化の中で、自治体がかかわる領域が比較的しっかり残されている。それを利用して改善することの重要性は同感だ。2024/08/08

ネギっ子gen

57
【不適切保育:暴力や暴言その他の人格を傷つける行為によって子供の心身に有害な影響を与える保育】豊富な事例をもとに、保育問題の背景を丹念に検証し「保育の質」を置き去りにした政策を問い、子どもが主体的に育つ環境づくりへ向けて具体的に提言する新書。深刻なのは、<園に抗議しても、「必要な指導です」「あなたの子どもにも問題がある」などと、自身の保育を振り返ることなく答える園がある/自治体の担当課に訴えても「保育内容のことは立ち入れない」「基準は満たしている」などの大雑把な対応を>されてしまうことがあること、と――⇒2024/08/26

けんとまん1007

52
不適切保育が起こる要因を、表面化していることから、その元を辿っていくと、真因が見えてくる。そこにあるのは、今の国の状況そのものに辿り着く。量を求める、効率を求める。しかも、短期的な視点での効率だけを求める現状。保育という面だけでなく、それ以外の社会状況全般にも当てはまる。もちろん、短い期間にそうなったわけではなく、長い時間の結果であることは言うまでもない。しかし、そこで諦めるわけにはいかないと思う。気付いたところから、地道に取り組むこと。それを継続するしかない。2024/08/04

そうたそ

13
★★★☆☆ ここ最近でも数件の不適切保育に関わるニュースを見聞きした。なぜ保育園における子どもたちへの被害は絶えないのか。その原因を探るとともに、より良い保育の環境づくりを提言する一冊。質より量を優先してしまう保育の現場だが、ではなぜ量を優先せざるを得なくなったのか、と元を辿り出すと、その根っこは深い。日本の社会の在り方というところまで話は広がってしまいそう。過酷になる一方な、保育士という仕事であるが、子どもたちのためのより良い環境づくりのためにも、何らかの改善が行われることを願うばかり。2024/07/23

でんすけ

7
センセーショナルに報道される不適切保育について、実は保育そのものの質が根本的な原因であるという。園庭などの構造設備、保育者の数、待遇。「保育の質」に関わるものは、働く親のための預け先の拡大というわかりやすい目標のために蔑ろにされてきた。その負債を背負わされるのは、保育の現場であり、最終的には子どもに行き着く。「不適切保育とは何か、どうして起こるのかを見きわめ、防止策を考える…子供という存在を理解し、子どもの人格を尊重する保育とはどのようなものかについてそれぞれが考え、共通認識をつくることがまず必要です。」2024/08/12

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