内容説明
阪神・淡路大震災から16年余、国内外の震災や災害のたびに、神戸の地から一貫して「人間復興」を提言し続けてきた兵庫県震災復興研究センターが、長引く東日本の「震災復興」「原発震災」におくる提言。
目次
1 東日本大震災を考える(東北地方太平洋沖地震の特徴とその教訓―西日本での巨大地震への備えとして;住宅復興とまちづくり―阪神・淡路大震災から東日本大震災へ;フクシマ事故、迫られる安全体制の根本転換―第三者検査原則による安全維持向上の仕組み構築を ほか)
2 現地リポート(福島県・動物たちのふくしま―警戒区域からのもうひとつのメッセージ;宮城県女川町・くちびるにうたを;宮城県亘理町・ボランティア活動記―わたりに、なんとやら ほか)
3 政策提言と活動(東日本大震災六か月、いまこそ被災者救済を)(東日本大震災の被災者救済、避難・仮設居住に関する第1次提言(三月二二日)
東日本大震災被災自治体支援強化、災害救助、義援金に関する第2次提言(四月一〇日) ほか)
著者等紹介
塩崎賢明[シオザキヨシミツ]
1947年川崎市生まれ。京都大学大学院工学研究科修了(建築学専攻)、工学博士。現在、神戸大学工学部教授、兵庫県震災復興研究センター代表理事、専門は都市計画・住宅政策
西川榮一[ニシカワエイイチ]
1940年大阪市生まれ。大阪大学工学部卒、工学博士。神戸商船大学名誉教授、兵庫県震災復興研究センター代表理事、専門は交通機関・環境工学
出口俊一[デグチトシカズ]
1948年尼崎市生まれ。関西大学法学部法律学科卒。公立学校教員、立命館大学講師を経て現在、兵庫県震災復興研究センター事務局長、関西学院大学災害復興制度研究所研究員、阪南大学講師、神戸松蔭女子学院大学講師。専門は人権教育論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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