ちくま文庫<br> さびしさについて

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ちくま文庫
さびしさについて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480439390
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「ひとりだから、できること」ひとりになるのが怖い写真家と、子どもが生まれた小説家による10往復の手紙のやりとり。自主制作本を文庫化。

内容説明

母のこと、子どものこと、文章を書くこと、社会のこと、戦争のこと、過ぎ去った日々のこと。近所に住む写真家と小説家が、ときに応答しながら、親密な手紙を交わす。気持ちよい正直さと、心地よい逡巡にあふれるやりとりが、いつしか読者の記憶を掘り起こしていく。完売した自主制作本に、あらたな2往復のやりとりを加える。

目次

滝口さんへ 往復書簡をやりませんか?
一子さんへ 絵を習っていた話
滝口さんへ チャイルドシートを外した日
一子さんへ 思うようにならないこと
滝口さんへ 離ればなれになる道
一子さんへ 凡庸な感慨
滝口さんへ さびしさについて
一子さんへ 「み」の距離
滝口さんへ 誰かと一緒に生きること
一子さんへ 子どもの性別
滝口さんへ 最後に会ったのはいつですか
一子さんへ 家事について
滝口さんへ 母の言葉
一子さんへ 誰かに思い出される
滝口さんへ 誰かについて書くこと
一子さんへ ひとりになること
滝口さんへ いちこがんばれ
一子さんへ 愛は時間がかかる
滝口さんへ ひとりは、わるいものじゃないですね
一子さんへ 生活

著者等紹介

植本一子[ウエモトイチコ]
写真家。1984年、広島県生まれ。2003年、キヤノン写真新世紀で優秀賞。2013年から下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」をかまえる

滝口悠生[タキグチユウショウ]
小説家。1982年、東京都八丈島生まれ。埼玉県で育つ。2016年、「死んでいない者」で第154回芥川龍之介賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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pirokichi

26
植本一子さんと滝口悠生さんの往復書簡。不思議なのだけど、ずいぶん年下の植本さんの手紙を読みながら、自分の母親のことを思った。全く違うタイプなのに、私の母親も若い頃、私が気づかないところで、こんな風に不安定で心もとない存在だったのかなって。母親としてしか見ていなかったけど、若くて心が揺れるひとりの女性だったのだって。現在は認知症の私の母親を抱きしめたくなった。滝口さんは大きな器のような人だ。『長い一日』を読みたいな。2024/03/09

kuukazoo

15
子の年齢は違えどお二人とも子育て真っ只中なので、どうしても子どものこと、そして家族のことがメインとなり、読む側としても自分の来し方を振り返ることが多かった。植本さんは子どものことを語ることが自分を語ることになっててちょっと辟易。滝口さんが「書く」ことについて小説やエッセイや日記などそれぞれ違うと感じること、なぜ小説なのかを毎回なにかしら書いてて興味深かった。あと「車の免許を持ってないのに車の運転をしなきゃいけないシチュエーションの夢をよくみる」仲間と知って嬉しい(でも免許はとったそう)。2024/03/20

宮崎太郎(たろう屋)

8
写真家の植本一子さんと小説家の滝口悠生さんの往復書簡。往復書簡本好きで滝口悠生の小説好き。文庫化を知ってから楽しみにしていました。それぞれの娘さんやパートナー、家族としての他者を介して自分を知る。日記のように日常の生活が綴られるのに、手紙として他者を思いやる言葉が心地よい。よかった。2024/03/18

M.

6
これは私の本だ、と思って、でもしんどくなるところも多く、休み休み読んだ。じんわりと優しい往復書簡。保育園に預けている間、帰りふらっとベトナム料理とビールを頼んで、娘の距離が遠いな、と感じたというシーンが好き。2024/04/16

5
0歳の娘さんが生まれた滝口さんの感慨も、それを省みる植本さんの懐旧も。 今読みたかった本だ〜〜〜ぁぁと思って数ページ読んではお茶を飲んで、と深呼吸しながら読んだ。子どもが生まれた今だからこうも刺さるんだろうなとも思う。最初の2往復だけ読んで今年読めて良かった本だ、と感じた。2024/03/21

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