出版社内容情報
「ひとりだから、できること」ひとりになるのが怖い写真家と、子どもが生まれた小説家による10往復の手紙のやりとり。自主制作本を文庫化。
内容説明
母のこと、子どものこと、文章を書くこと、社会のこと、戦争のこと、過ぎ去った日々のこと。近所に住む写真家と小説家が、ときに応答しながら、親密な手紙を交わす。気持ちよい正直さと、心地よい逡巡にあふれるやりとりが、いつしか読者の記憶を掘り起こしていく。完売した自主制作本に、あらたな2往復のやりとりを加える。
目次
滝口さんへ 往復書簡をやりませんか?
一子さんへ 絵を習っていた話
滝口さんへ チャイルドシートを外した日
一子さんへ 思うようにならないこと
滝口さんへ 離ればなれになる道
一子さんへ 凡庸な感慨
滝口さんへ さびしさについて
一子さんへ 「み」の距離
滝口さんへ 誰かと一緒に生きること
一子さんへ 子どもの性別
滝口さんへ 最後に会ったのはいつですか
一子さんへ 家事について
滝口さんへ 母の言葉
一子さんへ 誰かに思い出される
滝口さんへ 誰かについて書くこと
一子さんへ ひとりになること
滝口さんへ いちこがんばれ
一子さんへ 愛は時間がかかる
滝口さんへ ひとりは、わるいものじゃないですね
一子さんへ 生活
著者等紹介
植本一子[ウエモトイチコ]
写真家。1984年、広島県生まれ。2003年、キヤノン写真新世紀で優秀賞。2013年から下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」をかまえる
滝口悠生[タキグチユウショウ]
小説家。1982年、東京都八丈島生まれ。埼玉県で育つ。2016年、「死んでいない者」で第154回芥川龍之介賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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pirokichi
水色系
kuukazoo
練りようかん