内容説明
順風な会社人生のはずだった野島丈太郎は子会社への出向を命じられる。形だけは役員になったものの、その担当はお荷物の不採算部門。思いがけない出来事に遭遇しながらもメンバーに溶け込み再建を進めていくが、親会社との権力争いから秘密裏に進む分離独立策に巻き込まれていって…。翻弄され葛藤しつつも、自分なりのリーダー像を見いだし道を切りひらいていく、痛快なお仕事ドラマ。
目次
序章
第1章 「処し方」を問われる
第2章 「覚悟」を知る
第3章 「もつれ」を見る
第4章 「陰謀」が巡る
第5章 「どうする」と悩む
第6章 「決意」をする
終章
著者等紹介
鈴木孝博[スズキタカヒロ]
(株)発現マネジメント代表取締役。経営デザインアドバイザー。慶大商卒。野村證券、CSK、CSKホールディングス(現・SCSK)副社長、UCOM(現・アルテリア・ネットワークス)社長等を歴任。2014年より現職。併せてベンチャー企業数社の社外役員などを務めている。新規事業の企画立案のほか若い経営者の育成やお仕事ドラマのジャンルなどで著作や講演活動も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こうせいパパ
16
なるほど。これはこれで悪くはなかったのだが、一作目の「左遷社員池田」の方が読みやすく引き込まれたかな。2021/04/14
Atsushi Mori
4
Amazon prime readingで読了 分かりやすいドロドロの企業文化とサクセスストーリーがイイね!2023/07/19
J. Yon
2
Prime Readingで読んだ本。リーダーではなく、適性もなさそうなので共感というより興味で読み進めたけど、曲がり角の先に見えるものって点では考えさせられたかな。会社人生で大小さまざまな曲がり角を経験し、ある時は曲がれと言われ、ある時は進んで未知の道を選んだりしたけど、曲がった先の景色を前向きに捉えたことってどれだけあったかしら。一番最初に経験した、若い頃の出来事は、えーって思いながらも何とか前を向いて、自分の強みを活かそうと工夫した記憶があるけど、いまはどうだろう。いろいろ考え直さなきゃ。2023/06/13
ヒロフミ
2
主人公の野島が、葛藤を抱えながらも、出向先の会社の事業の可能性と仲間を信じて、自分自身のサラリーマン人生をかけていくストーリーに沿って、リーダーとはどうあるべきかを考えていけるストーリーです。 世の中の企業にはから必ず入るであろう複数のタイプのリーダーが出てくるので、自分に置き換えて読めるようになっています。 学びは、自分が選択した道が成功だと信じて進み正解にするだけ。その決意が人を元気にさせるということ。また、働く=はたを楽にすると言う原点に帰って、今を頑張るということ。2023/04/28
dama
2
本編読了後の“あとがき”にドキッとする。逃げ切り派とチャレンジ派。自分はどっち?度量はあるの?あぁヤバい(苦笑)2022/09/24