テメレア戦記〈3〉黒雲の彼方へ

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  • サイズ B6判/ページ数 486p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784863322080
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

勇猛果敢にして心優しき竜テメレアは、固い絆で結ばれた担い手ローレンスのため、ふたたび英国へ戻り、対仏戦争の戦力とならんとする。しかし、孵化直前のドラゴンの卵を受け取るため、一刻も早くオスマン帝国へゆけという密命がくだる。オアシスをたどり、イスタンブールを目指すテメレア一行に、不穏な影が…宿敵ナポレオンの奸計が、漆黒の翼に忍び寄る。

著者等紹介

ノヴィク,ナオミ[ノヴィク,ナオミ][Novik,Naomi]
1973年、ニューヨークで、ポーランド移民の子として生まれる。ブラウン大学で英文学を学んだあと、コロンビア大学でコンピュータを学びコンピュータ・ゲームの開発者となる。『テメレア戦記(1)気高き王家の翼』でデビュー、ヒューゴー賞史上初めて新人としてノミネートされ、また『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督が映像化権を取得したことでも注目され、人気のベストセラーとなった

那波かおり[ナワカオリ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

昼夜

37
歴史を知らなさすぎだぞ、自分。ナポレオンのことは馬に乗ってる絵しか知らないという体たらくなものでナポレオンの強さを初めて知りました。ドラゴンがいてこんなに強いのなら本物の史実ではどんなに強いのかと興味津々になってしまい、ローレンスとテレメアに申し訳ない気持ちでいっぱいです。2011/10/12

星落秋風五丈原

36
戦闘能力に優れ、すさまじい破壊力を発揮する咆哮“神の嵐”を持つテメレアは敵なし!のはずだったが前巻で登場したリエンがライバルに浮上。悪いことにはヨンシン皇子の一件で、彼女がテメレアの敵に回ったことだ。テメレアより遥かに思慮深く世故にも長けている彼女が組んだのは、今世界を騒がせているあの男。名前を聞けば現代社会でも誰もが知っている有名人だ。彼もまた当世きっての天才だ。さあ、手ごわいタッグが組まれたものだ。ローレンス達はのらりくらりと追及をかわして卵を渡さないトルコ、ゲルマン魂の権化のようなプロイセンと遭遇。2022/08/31

tom

26
出版当時、この巻まで読んでいた(読メに記録があった)。そして、前回読んだときと同じ感想と同じ読後感を持つ。要約してしまえば、人権意識ならぬ龍権意識に目覚めたテメレアとこれに困惑する主人公の物語。テメレアの「政治」的発言は、著者の作品の通奏低音。著者が訴えたくて書きたいのは、他者の権利を素直に受け入れるということ。でも、そのまま書いてるから、私は疲れてしまって読み飛ばす。もう少し上手に書いてくれないかなと思う。とりあえず、未読の4巻を図書館に発注するけれど、読み続ける意欲を与えてくれるかどうか、これは疑問。2025/01/11

ヒダン

18
この巻では中国からの帰国の旅が描かれる。今度は陸路で砂漠を越えたりしながら進むので。2巻とはまた違った多くのその土地ならではの困難に巻き込まれる。相変わらず主人公を窮地に追い込むのが上手く、次から次へと難題が降りかかってくるので中だるみがない。しかし途中で命を落とすクルーがどんな人物だったかを自分があまり憶えられていないのが虚しい。プロイセンで戦争に参加することになったが今回はリエン・ナポレオンにやられっぱなしでもやもやのつのる展開だった。サルカイという癖のある人物も仲間に加わって続きがますます楽しみだ。2017/03/06

うららん

17
中国から母国イギリスへ飛び立ったテメレアとローレンス達だったが。英国にドラゴンの卵を持って帰還せよと伝令を受け陸路からの旅路となる。しまいにはリエン率いるナポレオンと戦いになる。途中出会った野生ドラゴンやサルカイという魅力的なキャラクターの登場も嬉しく、次回は卵から孵ったイスキエルカの成長も楽しみです。2018/07/15

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