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内容説明
殺された夫ローガンには、リーがまったく知らない隠された素顔があった。が、悲嘆に暮れるリーに、マイケルがやがて驚くべき告白をする。それは、遠い昔にリーの身にふりかかった出来事にまつわるものであり、マイケル自身の素性を明かす告白でもあった。こうして彼の真の姿、真の気持ちを初めて知ったリーは、胸の奥に熱い愛が芽生えるのを感じる。だが、ローガンを葬った歪んだ殺意が、彼女の背後にもいつしか忍び寄っていた…。ベストセラー『パラダイスを君に』『いつの日にか君と』の著者が贈るロマンティック・サスペンス巨編。
著者等紹介
マクノート,ジュディス[マクノート,ジュディス][McNaught,Judith]
大学で経営学を専攻し、卒業後は航空会社に入社。その後、ラジオ局や映画会社に勤務したのち、1983年に作家としてデビューした。以来、ヒストリカル・ロマンスや現代が舞台のサスペンス・タッチのロマンス小説などを多数発表し、ベストセラー作家として不動の地位を築いている
瓜生知寿子[ウリウチズコ]
英米文学翻訳家。やまのまや、江木真枝のペンネームで、ハーレクイン社ロマンス・シリーズ、サンリオ出版シルエット・ディザイアの訳書も多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
romance_holic
3
ジェットコースターに乗るような、マクノート作品はとぎれとぎれに読むよりも、一気読みしたいもの。最近の現代ものロマンスはコミカルで読みやすく親しみやすい内容も多いですが、マクノートは昔ながらのスタイルの本格ドラマチック派、シリアス路線。 ストーリー中盤まで疑惑方面にページが割かれていますが、どうぞロマンスファンの方もめげずに下巻までお進みください。どうしてヒーローが身を引いたのか、というような事情が説明されるにいたっては、もう、ヒロインならずともまっさかさまに恋に落ちてしまいそう。ハナマル。2009/06/21
たまきら
3
下巻は様々な恋愛模様と疑惑がついに明らかになっていくのでサクサク読めます。でももうマッチョな頼れる男性が好みのわたくし、最初から彼を疑っておりませんので…。いや~こんな男性がいたら!っていう女性の声が聞こえてきそうです。登場人物ラブ度高かったっす♪2014/10/25
RainDrop
2
ハッピーエンド。真実を掴んでからのマコードのかっこよさに場がさらわれた感がある。2018/10/05
ネフェルティア
2
下巻で一気に急展開。執念深い法の番人にとことん追いつめられた時に、闘う側にも強い力がなければ、正義という名のもとに、何の抵抗も出来ないというのが恐ろしいと思った。マイケルが嫌疑をかけられながらもリーを本当に守り続けているのが良かった。『歩いていたら、絶壁から落下した。その落ちかたの、すごかったこと!』、私はこれはサマンサのみならず、4人に当てはまると思った印象的な言葉だ。2011/04/23
ぽしょ
2
マイケル目線のリーのかわいいこと…。私も惚れてしまいそう。こんなあっさり気持ちの切り替えができるなら、上巻での元夫との思い出話はいらんかったなーとは思いましたが、総じて面白かった。次はどのマクノート読もうかな。2010/12/20