内容説明
1年に「508日」働き、睡眠は5時間40分。二宮尊徳を尊敬し、農業の本分を完うして、国に尽くす。明治・大正・昭和を、「時間」と競争しながら生き抜き、その毎日を記録しつづけた、ひとりの日本人の生き方。
目次
第1章 “記録魔”団兵衛について
第2章 明治・大正期の団兵衛―誕生から三十歳まで
第3章 昭和戦前期の団兵衛―三十歳から五十歳まで(記録類の数々;「時間」の観念;家族と生活;農業観と国家観)
第4章 昭和戦後期の団兵衛―五十歳から死去まで(記録類の行方;記録が評価される;記録が住民を救う;団兵衛の遺したもの)
著者等紹介
時里奉明[トキサトノリアキ]
1963年福岡県生まれ。九州大学大学院博士課程満期退学。現在、筑紫女学園大学教授。専門は日本近代史。戦前の八幡製鉄所(労働者、福利厚生)に関する論稿多数。地域史や近代化遺産も関心がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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