フクロウからのプロポーズ―彼とともに生きた奇跡の19年

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フクロウからのプロポーズ―彼とともに生きた奇跡の19年

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863131019
  • NDC分類 488.75
  • Cコード C0098

内容説明

ミュージシャン一族に生まれながらも、生来の動物好きが高じて生物学をこころざしたステイシー。カリフォルニア工科大学でフクロウ研究に従事していたところ、翼を傷めた生まれたばかりのメンフクロウを引き取ることになる。1985年、聖ヴァレンタン・デーのことだった。ウェズリーと名づけ一緒に暮らしはじめると、あっというまに夢中になった。身近にいるからこそ見られる生態、能力、知能に驚く毎日。つぎつぎと持ちあがる騒動。ステイシーは、高い知能と豊かな感情を持ったウェズリーと、深く心を通わせあうようになる。ところが、一生面倒を見ると心に誓っていたステイシーだったが、日常生活もままならないほどの大病を患ってしまい―。

目次

彼らの流儀
守りぬく覚悟
ひなフクロウ
よちよち歩き
飛ぶ練習
遊びの天才
ごはんはネズミ
対話
ジキル博士とハイド氏
研究所の一日
水の楽園

声の記録
信頼
たそがれ
旅立ち
それから

著者等紹介

オブライエン,ステイシー[オブライエン,ステイシー][O’Brien,Stacey]
音楽家の多い家系に生まれ、子ども時代をスタジオ・ミュージシャンとして過ごす。オキシデンタル・カレッジで生物学を専攻後、数年間にわたりカリフォルニア工科大学のフクロウ研究チームで研究生活を送る。メンフクロウのひなを引き取り、育てた体験をまとめたものがWesley the Owlとして刊行され、全米ベストセラーとなった。経験豊かな野生動物救護員・リハビリテイター。米国南カリフォルニア在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽけっとももんが

8
ふくろう可愛い、飼ってみたい、と思う人はぜひ読んでみて欲しい。きっと納得して諦められるから。群れず、生涯決めた伴侶と添い遂げるふくろうを飼うことは、彼らに人生を捧げる覚悟が必要だ。著者はまさにふくろうにプロポーズされ、それに応えている。正直、著者を守り餌を与えようとするウェズリー(交尾だってする)は怖い。裏切った途端、パニック映画に転ずるような危うさがある。飼われているふくろうすべてがここまで飼い主に忠誠を求めないだろうとは思うけれども。しかしウェズリーが雌だったら、どんな関係だったのだろう。2017/10/06

Moeko Matsuda

8
素晴らしかった。じんとして泣き過ぎて目が腫れてしまった! 生物と音楽をこよなく愛する女の子が、ひょんなことから放野不能のメンフクロウと暮らし始める。ひなの頃からずっと一緒に暮らしたウェズリーと心を交わしながら生きた19年の記録。生物学を学んだ人らしい豪胆さが笑いを誘い、軽快に読み進められるエッセイの中に、筆者とメンフクロウが交わし合う信頼と愛情の輝かしさが光る。優しさと寂しさが織り交ぜられた、本当に素晴らしい作品だった。原文(英語)でも読んでみたい!2015/01/08

run

8
とてもとても良かった。ウェズリーの賢さに笑ったり感動したり。フクロウがネズミしか食べないとは思わなかったし、冷凍じゃない場合は考えたことがなかったので驚いた。うちのセキセイにも爪切りを伝えてみよう。2014/05/09

yooou

8
☆☆☆☆★ メンフクロウと暮らした19年!二つの命が結びあった絆の強さに心打たれました。2012/05/06

こまったまこ

8
感動しました。作者のステイシーさんの人生が凄い。野生のフクロウを育てることは半端なく大変。そして責任重大。苦労の連続だけれど辛抱強く、深い愛情でウェズリーを育てる彼女は本当に素晴らしい。そうした彼女がウェズリーと心を通わしお互いの言語を理解し合っていくのが素敵でした。生物学の研究者でもある彼女の視点は時に専門的でありますが分かりやすく解説してあってとても興味深いです。波瀾万丈の彼女の人生がこれからも明るくなることをお祈りします。2011/07/04

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