GA文庫<br> 異能バトルは日常系のなかで〈13〉

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GA文庫
異能バトルは日常系のなかで〈13〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784797393866
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「さあ、始まりの終わりを始めよう」
日常と異能が交わり、物語は引き返せない『最終巻』へと突入する。
結局どれだけ言葉を取り繕うとも、この物語は虚構だった。全ては誰かが書いた欺瞞の積み重ねでしかなく、砂上に描かれた絵のように儚く消えゆくだけ一夜の夢でしかなかった。

俺もみんなも、所詮は創作されたキャラクターに過ぎないのだろう。

宙ぶらりんのまま忘れ去られようとしていた物語は、思い出したように終わりを迎える。絵にも描けないぐらい眩しく輝く黒歴史に、一つの終止符が打たれる。観客のいなくなった舞台で、それでも叫び続けよう。
「俺達は本物だ。虚構じゃない」
『厨二病』エンタメ、堂々大団焔!

内容説明

「さあ、始まりの終わりを始めよう」日常と異能が交わり、物語は引き返せない『最終巻』へと突入する。結局どれだけ取り繕おうと、この物語は虚構だった。全ては誰かが書いた欺瞞の積み重ねでしかなく、砂上に描かれた絵のように儚く消えゆくだけの一夜の夢でしかなかった。俺もみんなも、所詮は創作されたキャラクターに過ぎないのだろう。宙ぶらりんのまま忘れ去られようとしていた物語は思い出したように終わりを迎える。絵にも描けないぐらい眩しく輝く黒歴史に一つの終止符が打たれる。観客のいなくなった舞台でそれでも叫び続けよう。「俺達は本物だ。虚構じゃない」『厨二病』エンタメ、堂々大団焔!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

流言

20
終わりの終わり……なのに、ぐだぐだじゃねーか! しかし、それぞれのあったかもしれない未来を描く《人の不幸は罪の味》は巧いファンサービスだったし、ぐだぐだのようでいて安藤と桐生さんの人生にキチンと区切りを付けた内容であったり、ナンバー13が最後の数字であったりと色々なところで作者のセンスが煌めく最終巻。《歪み破綻する愚神の記述》からの一連の下りで正統派の中二マインドを見せつけてくれたところも良かった。尖った価値観が見事に自分に突き刺さる作品だったと言える。完結おめでとうございます! 今までお疲れさまでした!2018/02/04

水無月冬弥

10
最後までメタメタな話だった。だが、それがいい。しかし、まさかこんな終わり方なんて……、キーとなるのが相模の行動&能力なのが何とも。ところで、ラスト、安藤のカノジョが誰かわからない仕様になっていますが、デレ代さんですよね、表紙で見えないけど手を繋いでいるようですし。2018/01/18

ツバサ

9
終わらせるだけでも満足。このシリーズがきっちりと「終われた」ことに意味がある。また1巻から読み返したいなと思うシリーズ。2018/01/15

ほたる

8
だから文芸部だったのかなと思った。物語を作る側としての話も後半のテーマだったのかなと感じた。そして厨二病に関しても、やっぱり最後はそこに行き着くよなぁと。過ごしてきた日々は青春らしく、色褪せようとも心に残り続ける。異能の話よりも前半の日常ラブコメのほうが面白かったかなと。特に夏休みのエピソードは屈指の神回だったと思う。なんだかんだで楽しく最後まで読ませてもらえました!2020/10/25

加賀ますず

7
これで、終わりだ…。謎めいた行動を続けてきた、桐生一の最大の秘密とは。最初っから最後の1ページに到るまで、望先生らしさがふんだんに散りばめられたシリーズ最終巻だった。読者を冷めさせるかどうかのギリギリのラインを狙いまくったメタ演出に、どんでん返しにつぐどんでん返し、そして納得のいきながらもどこか寂しいオチとエンディング。全てがハイクオリティで、シリーズをずっと追いかけてきた読者を裏切らない面白さ。特にエンディングの演出と巻の最初の困惑させるような演出が読者の中でそれぞれ繋がるようになっている構成は痺れた。2019/11/03

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