出版社内容情報
変容しながら現在も逞しく存続する「帝国」。研究を通して自己認識を深め生活体験を史料に投影した著者2人が「混血児」「食」など身近な記憶と経験を読み解き、その歴史的爪跡を多角的に考察。
目次
第1部 帝国の爪跡―記憶と語り(ミクロネシアの「混血児」―国家、ジェンダー、アイデンティティ;在日二世の「食」をめぐる記憶―焼肉と在日一世の食文化;在日二世の「食」への思い―食文化と差別そして韓流;帝国後の人の移動と危機管理―コロナ感染拡大防止水際対策に遭遇して)
第2部 帝国の余波と逆流(南の「日本」―台湾と東南アジア;「混血児」―アイデンティティの弾力;帝国と性―性的耽溺の力学;帝国と食―食のポリティックス)
著者等紹介
李恩子[リオンシ]
関西学院大学国際学部教授
ティモシー,ツー・ユンフイ[ティモシー,ツーユンフイ] [Timothy,Yun Hui Tsu]
関西学院大学国際学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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