現代の奴隷―身近にひそむ人身取引ビジネスの真実と私たちにできること

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現代の奴隷―身近にひそむ人身取引ビジネスの真実と私たちにできること

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  • サイズ 46判/ページ数 308p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862763167
  • NDC分類 368.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

知らずに加担している、この圧倒的な不正義。

東京の路上で。灼熱のカタールで。
日常を奪われ「奴隷」とされた人たちの
想像を絶するストーリーを軸に、
世界5000万人、数十兆円規模の
グローバル闇産業の驚愕の実態と
いま企業・個人に求められる行動を語る。

◎ワールドカップ開催国カタールの強制労働で世界が注目する大問題
◎世界5000万人・数十兆円規模の“グローバル産業”「現代の奴隷制」の真実
◎日本の事例も‥‥奴隷状態から生還した3人の驚愕のストーリー
◎ビジネスが鍵! サプライチェーンに潜む強制労働リスクにどう対処する?
◎SDGsとESGの時代、企業・個人に求められる問題解決へのアクションを示す

モノのように売られ、酷使され、捨てられる――
世界5000万人超と言われる「現代奴隷」。

それは過去でも遠い国の話でもなく、ビジネスや消費を通じて
私たちの経済・社会・暮らしにもつながっている‥‥。
アメリカで、日本で、カタールで。想像を絶する日々を経て
奴隷状態から生還したサバイバーたちのストーリー、
問題解決に取り組む人々の挑戦を丹念に取材し、
人身取引の真実と企業・個人にできることを示す。

[構成]

日本語版序文
序文――なぜ?
第1章 現代奴隷とはだれのことか
第2章 最も卑劣な犯罪――人身取引というビジネスモデル
第3章 ネパールからカタールへ――債務奴隷

第4章 心に刻まれたタトゥー――腐敗と免責
第5章 奴隷化の心理的影響
第6章 バル・アシュラムの子どもたち
第7章 人身取引加害者の胸の内
第8章 限られた選択肢
第9章 ビジネスが鍵(課題と解決策の両方で)
第10章 解決法――個人から、分野を超えた世界的な関わりへ
第11章 私のヒーローたち

内容説明

知らずに加担しているこの圧倒的な不正義。東京の路上で。灼熱のカタールで。日常を奪われ「奴隷」とされた人たちの想像を絶するストーリーを軸に、世界5000万人、数十兆円規模のグローバル闇産業の驚愕の実態といま企業・個人に求められる行動を語る。

目次

第1章 現代奴隷とは誰のことか
第2章 最も卑劣な犯罪―人身取引というビジネスモデル
第3章 ネパールからカタールへ―債務奴隷
第4章 心に刻まれたタトゥー―腐敗と免責
第5章 奴隷化の心理的影響
第6章 バル・アシュラムの子どもたち
第7章 人身取引加害者の胸の内
第8章 限られた選択肢
第9章 ビジネスが鍵(課題と解決法の両方で)
第10章 解決法―個人から、分野を超えた世界的な関わりへ
第11章 私のヒーローたち

著者等紹介

ヴィラ,モニーク[ヴィラ,モニーク] [Villa,Monique]
トムソン・ロイター財団アドバイザー、元CEO。AFP通信で現場記者として活躍、AFPの国際パートナーシップ構築に尽力し、ロイター・メディア、アクション・イメージなどのトップを経て2008年にトムソン・ロイター財団CEOに就任。同財団による、法律事務所とNGOをつなぐプロ・ボノ法務プログラム「TrustLaw Connect」、および女性の権利向上を目指した「Trust Women Conference」を創設。2011年には、企業倫理シンクタンク「Ethisphere」が選ぶ「企業倫理において世界で最も影響力のある100人」に選ばれている

山岡万里子[ヤマオカマリコ]
国際基督教大学教養学部卒業。翻訳業を通して人身取引の問題に出合い、その啓発活動を行う「ノット・フォー・セール・ジャパン」を立ち上げ、代表を務めている。「消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク」共同代表幹事。「人身売買禁止ネットワーク」運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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20
宇宙人と地球人。って形容するとその違いってなんかあからさまにイメージつくけど、中国人と日本人。とかイタリア人とかアメリカ人って、同じ<地球人>だからかついつい同種とみてしまう。でも違うんだよな。と改めて。違う国で生まれれば、全く違う文化圏と経済圏があって、同じ日本人ですら全く相まみえないステージの違いがあるのに、なんだって私は<わかる気>なんてしてしまうのだろう。平和ボケした頭にストレートに食らう<経済の闇>。自分の手にした<この商品>の裏側を想像しなくちゃいけないのかもと思った。痛みを分かち合う→2023/07/04

横浜中華街2024

13
原題は「私たちの中にいる奴隷たち」。現代の奴隷制は人種や文化・宗教に関わらずほぼすべての国で生じており、世界5000万人超と言われる。本書は3人の人身取引の被害者で奴隷状態から生還したサバイバーたちの聞き取りを軸にして、これらの「現代の奴隷制」の恐ろしさを描いている。またこれらの奴隷制はビジネスや消費を通じて日本の経済・社会・暮らしにもつながっており、他人事ではない。(なおサバイバーの一人(中南米人女性)はヤクザ組織を通じて日本で強制売春させられていた。)多くの人にとって必読の書と言える。2023/04/08

みかん

8
とても色々と考えさせた。『知る権利を得た者は、行動する義務がある』アインシュタイン_。決して他人事ではない。ユニ○ロなどファストファッションで服を買うとき ‹この綿は何処から輸入され、何処で縫製されている?何故ここまで安い?› という疑問…。いま世界で奴隷は4030万人とされている、そのうち70%が強制労働の被害者、30%が性的人身取引の被害者だそうです。もちろん日本に性的人身取引で騙され送られて来た女性、技能実習として給料も住居もまともに与えられずに強制労働させられている人たちも…2023/03/19

☆やす

4
奴隷は昔の話ではない。今も世界に4000万人以上の奴隷がいると言われている。4人のサバイバーの壮絶な過去が記される。そのうちのひとりは日本に売られ、ヤクザ組織の中で性奴隷にされていた。奴隷撲滅のため、デジタルからのアプローチも進むが、私達一人一人が出来ること、知るべきことを意識しなければいけない。2023/08/21

のぶ

2
炎天下に裸で重労働に従事し動きが遅いと鞭で打たれる、漠然とそんなイメージで奴隷という言葉を捉えてしまいがちですが、国家公認の制度の代わりに今は社会の裏側で人身売買ビジネスとして残っていた、それを伝え告発する本です。実例が「サバイバー」(という表現をするのだな)の経験談などの形で紹介され、衝撃的なことにその舞台の一つは東京でです。重苦しい描写である前半部分は、時間のない人は読み飛ばしてもいいので、末尾にある訳者付記だけは読んで頂きたいです。サプライチェーンや技能実習生のことも含めてしっかりまとめてあります。2023/06/04

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