内容説明
愛しい子どもを失った若い母親の悲しみ。アフリカの現実が自分の目の前につきつけられ、その衝撃が男を動かした。子どもみんなに未来がある、健康に生きる権利がある。大企業幹部からNPOへ、異色の転身ストーリー。新しいキャリアで社会に役立ちたいと考える、すべてのビジネスパーソンに贈る等身大のメッセージ。
目次
はじめに 「先生、1週間も休めません!」
第1章 52歳のある日、目の前にアフリカが降ってきた!
第2章 未知の海外市場でビジネスを立ち上げるということ
第3章 あるべきものがないなら、自分でつくり出す
第4章 誰にでも自分を活かすチャンスが訪れる
第5章 これからの10年で世界は大きく変わる
著者等紹介
水野達男[ミズノタツオ]
NPO法人マラリア・ノーモア・ジャパン専務理事兼事務局長。北海道大学農学部を卒業。22年間の米外資系企業勤務を経て、1999年、住友化学株式会社に入社。日本国内や南北アメリカ市場における農業製品のマーケティングを手がける。2007年、アフリカのタンザニアでマラリア予防蚊帳「オリセットネット」を製造・販売するジョイントベンチャーの日本側リーダーに就任。現地の合弁工場の開設、年間3000万張りの生産体制の確立、一般市場のスーパーマーケットでの販売、研究所の設立などを行い、事業を軌道に乗せた実績を持つ。2012年11月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
内緒です
9
マラリアという名前は知ってましたが、実際にどういうものかをわかりやすく書かれていました。たくさんの被害者がいること、将来ある子供たちが犠牲になっているということ。作者の“日本に生まれてよかった、という気持ちがだんだんとやり場のない怒りに変わった”という部分は現場に足を運んで自分の目で悲惨な状況を見てきた作者だからこそ書けた言葉なのだな、と強く印象に残りました。また、予防策として作られた蚊帳の製造過程や販売活動を通して社会人として「働くこと」「何のために生きていくか」を伝えてくれた本でした。2016/01/26
夕暮
4
近日、仕事の研修で、著者からお話をお聞きする機会があるのだが、自分事に置き換えて、日々の業務に活かせる何かなど、何をお聞きしたものか、さっぱり浮かばない。 楽しみではありますが。2016/03/16
Mc6ρ助
3
『人生80年といわれる現在、50代は社会に出てからほぼ30年。さらにまだあと30年という時間がある。まさに人生の折り返し地点だ。これからのシニアこそぜひ、新しいキャリアに挑戦すべきだと思う。50代からでも十分間に合う。(p12)』面白く読んだし、著者のバイタリティを尊敬もするのだが、いまの50代〜60過ぎは現役世代、しっかり働き、稼いで、消費して日本の経済を活性化してもら(い、なおかつ、老後の資金も蓄えてもら)わなければなりませぬ。シニアじゃなくて、小僧っ子なアラ還のおじさんたちなのでした。2016/04/30
ばなな
1
自分の仕事の経験と病を発して自分の心に変化。利益がトップではなく、救いたい事の活動で利益を生み出していくのが本質の考え。一つでも人の役に立ちたい気持ちが明日を生む。はて、私の人生のストーリー変わるのかな?図書館リクエスト本で購入して頂き感謝。2016/04/16
東郷和也
0
志を立て、そこに全力で向かってる人はやはり輝いてる感じがハンパない。 世界を変える挑戦はいつでも、どこでも、誰にでもできる。そのためには時には心地よい場所から出ること、自分が大事にしている価値観に従うことが必要。 勉強になりました。2017/03/04