出版社内容情報
中也の詩集や研究書は数多く出版されていますが、その「肉声」に焦点を絞った本はありません。生誕100周年記念企画として、稀代の詩人中原中也が、友人や恋人、家族などに語った言葉を集めました。日記や手紙などにも目を通し、心に染みる名言をピックアップ。
この1冊で人間中原中也が浮かび上がります。
内容説明
中也の詩集や研究書は数多く出版されていますが、その“肉声”に焦点を絞った本はありません。本書では、稀代の詩人中原中也が、友人や恋人、家族などに語った言葉を集めました。日記や手紙などにも目を通し、心に染みる名言をピックアップ。この1冊で人間中原中也が浮かび上がります。中也の名詩10選を同時収録。
目次
友人の章
恋人の章
幼少の章
芸術の章
文也の章
生活の章
母親の章
名詩十選
中也年表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
取り柄無し
4
中原中也について浅学ながら楽しめた。一挙手一投足が面白いという感じ。子供らしくも哀しい言い回しがクセになる。「あゝ、ボーヨー、ボーヨー」だったり、名詩十選で挙げられていた「サーカス」「湖上」は心に刺さるものがあった。「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」など、なんて素敵なリズムなんだろう。太宰に言った「何だ、おめえは。青鯖が空に浮かんだような顔をしやがって」や「殺すぞ」にはクスッときた。もっと中原中也の作品を読みたい。読もう。2025/07/11
時停
1
著名な人物になればなるほど、何気なく発したであろう言葉や、たったの一言、字にして3文字でも本としてまとめられてしまうのだなぁと思いました。中原中也は言動が乱暴であったり(太宰がお可哀想でした)、かといって優しいときもあり。言葉を追うだけで様々な一面が現れ、わずかに人となりが垣間見えるのが面白かったです。色々な意味で詩に全力を尽くした人だったのだろうと感じました。 個人的には三毛猫に対する呼び方がとても面白かったです。私も今度、三毛猫を見かけたらそう呼びかけてみようと思います。2025/06/24
Go Extreme
1
https://claude.ai/public/artifacts/d25241ea-55b4-48ed-b88c-61081ab106e22025/06/23
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- 洋書
- Fated Curse