内容説明
現行の刑法は機能しているのか。精神医療態勢は、学校の危機管理はどうあるべきか。子どもたち、そして、周囲の大人たちのPTSDケアは。つらい事件から目をそらすことなく、投げかけられた問題を自分で考えるための一冊です。一緒に考えてみませんか。
目次
事件現場からの報告
問われる立法の不作為責任
急がれる地域精神医療の連携
貧困な日本の精神医療
生かされなかった教訓―学校の安全を考える
道徳教育の理由と必要性―今がデッドライン
背景にある戦後教育
トラウマから立ち直る心のケア
著者等紹介
伊賀興一[イガオキカズ]
日弁連刑事法制委員会副委員長
加地伸行[カジノブユキ]
大阪大学名誉教授
加藤久雄[カトウヒサオ]
慶応義塾大学教授
木村貴志[キムラタカシ]
福岡教育連盟事務局長
鹿間孝一[シカマコウイチ]
産経新聞大阪本社社会部長
清水将之[シミズマサユキ]
関西国際大学教授
下村哲夫[シモムラテツオ]
早稲田大学教授
広田和子[ヒロタカズコ]
精神医療アドバイザー
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感想・レビュー
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いっちゃん
11
精神障害、責任能力があるかの判断には、いろんな規定があるのだろうけど、罪に問われなかった人達の再犯は多いと思う。事件後に、あれやこれや言うのは簡単だけど、防ぐのは本当に難しいんだと言うことを痛感した。2016/02/24
mimm
1
図書館のリサイクルにて入手。事件後まもなく、8人の各方面の方々により論じられた事件の検証。ただ事件に名を借りて、自分の思想や社会活動をアピっているのもあるおゆな。明らかにずれてるのもあったので、(内容自体は悪くないのだろうけど)首を傾げてしまうものも。2018/02/12
鈴と空
0
2006年以前