出版社内容情報
アニメ『それいけ!アンパンマン』から名言を抜き出し、そのセリフに込められた意味や想いを読み解く本。アンパンマンやジャムおじさんたち登場人物の言葉はシンプルですが、その奥にはとても深いメッセージが込められています。哲学者の視点で、勇気や正義、自己犠牲、悪、やさしさ、生きる意味などを紐解きます。
内容説明
なんのために生まれて、なにをして生きるのか。
目次
第1章 食
第2章 勇気
第3章 友情
第4章 正義
第5章 強さ
第6章 自己犠牲
第7章 悪
第8章 やさしさ
第9章 愛
第10章 生きる意味
著者等紹介
小川仁志[オガワヒトシ]
哲学者・山口大学国際総合科学部教授。1970年、京都府生まれ。京都大学法学部卒業。名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員を経て現職。専門は公共哲学。フリーター、商社、市役所を経た異色の経歴を持つ。「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。テレビをはじめ各種メディアでも積極的に発言。著書も多く、これまで百数十冊を出版している。YouTube「小川仁志の哲学チャンネル」でも発信中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
乱読家 護る会支持!
4
アンパンマンやその他の登場人物の言葉から、人生哲学を考える本です。 負けてはいけない、損をしてはいけない、効率を上げないといけないと考えるのではなく、 自分を磨き続けること、おおらかでいること、他者を愛し続けること、困っている人を助けること。 自分が社会や他者にできることを、日々積み重ねること。 勇気百倍、アンパンマン!! アンパーンチ!!2025/06/17
kazu4
4
スラスラ読めて、いろいろ考えさせてもらいました。アンパンマンの知らなかったこともいくつか発見できました。 子供向けアニメでも、考えさせられる作品は多くありますからね。2025/05/13
志
2
ちょっとうるっとくる。勇気、謙虚、赦し、幸せ。人の役に立つということ。2025/06/09
Humbaba
1
アンパンマンは小さな子供向けに書かれた作品である。しかし、だからこそ誰にとっても重要である本質的なメッセージが、わかりやすい形で書き記されているともいえる。他者からの称賛ではなく、自分にとって大切にしている考え方に従って行動する。そして、敵対したり被害を受けたりした相手でも本当に大切にしている部分は例外としない心を持つこと。それらは実践するのは難しいものでもあるが、気持ちを持つことの重要性は間違いない。2025/06/15