内容説明
神像、墳墓の壁画、正倉院御物、万葉歌などを手がかりに、服飾の形や文様と意味を考究する。服飾・歴史・民俗・文学等の研究者による成果。
目次
第1章 古代日本とその周辺(中国古代染織品の文様表現について―長沙馬王堆一号漢墓を中心に;古代服飾にみる左衽―神像を中心に;統一新羅時代の女性服からみる韓服の特徴について―裳(裙)と袴を中心に ほか)
第2章 奈良時代の服飾文化(古代の祈りのかたち―『万葉集』の祈りの歌と摺り衣について;『万葉集』に連なる古代の玉;法隆寺五重塔塔本塑像にみる女性像―服飾からの考察 ほか)
第3章 甦る奈良時代の服飾(近代における風俗史研究―古代服制研究の意義;近代制服にみる奈良朝デザイン―東京美術学校の制服誕生とその波及;小袖模様にみる奈良)
著者等紹介
岩崎雅美[イワサキマサミ]
1946年生。奈良女子大学。服飾史・服飾美学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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