内容説明
殺人鬼だったアングリマーラはブッダと出会い、剣を捨てた。しかし、愛する人を殺された人びとは、アングリマーラを許すことができない。加害者と被害者、差別する人とされる人、両者の壁を乗り越えるための、仏教のこころ。
目次
序章 アングリマーラの物語
第1章 怪物との出会い
第2章 王の改心
第3章 恐れからの自由
第4章 うちなる心
第5章 求められた復讐
第6章 許しの勝利
第7章 死からふたたび生へ
テロル、その聖なるもの―アングリマーラの物語によせて(トマス・ムーア)
著者等紹介
クマール,サティシュ[クマール,サティシュ][Kumar,Satish]
1936年インド生まれ。9歳でジャイナ教の修行僧に。ガンジーの思想に共鳴し、8000マイルの平和巡礼を行う。1973年から英国に定住。自然への愛と共生の考え方に基づいたスモール・スクールを設立、またE.F.シューマッハー(イギリスの経済学者、『スモール・イズ・ビューティフル』の著者)の思想を引き継ぐ、シューマッハー・カレッジを創設した。雑誌「リサージェンス(再生)」編集長も務める
加島牧史[カジママキシ]
1958年横浜生まれ。米国リンフィールドカレッジ中退。会社勤務などを経て、能登輪島の龍昌寺、村田和樹老師と出会う。2005年より老師の米国講演に随行する。現在、東京銀座コリドー街で「ギャラリーバー・カジマ」を経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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