内容説明
16世紀に活躍した利休も、民芸を育てた柳宗悦も、みんな李朝の陶器にあこがれた。そのあこがれは今も消えずに、わたしたちの心をとらえて離さない。李朝のお膳、三島手の盃、白磁角瓶、会寧の壷、ガマの石皿、鷹の民画…高価なものから誰もかえりみない生活用具まで―。日本民藝館の学芸員として、長い間韓国の美術に親しんできた著者が、自ら集めてきたモノの来歴やモノへの愛をつづった骨董エッセイ。
目次
1 李朝のお膳を買いに韓国へ(仁寺洞の骨董屋さんへ;長安坪骨董街;最後の日)
2 李朝の小品(朝鮮の絵;先輩の盃;李朝の白磁 ほか)
3 百済の旅(石塔寺へ;ソウル―七月二十三日;お目当ての雲住寺―七月二十四日 ほか)
著者等紹介
尾久彰三[オギュウシンゾウ]
1947年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科美術史学科修士課程修了。日本民藝館学芸員
大屋孝雄[オオヤタカオ]
カメラマン。1955年東京生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、古美術を中心に撮影している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- たなかあきみつ全詩集