出版社内容情報
英語の苦手な日本人が変わる。学校英語は役立たないという悪評のなか、長い間の試行錯誤の果てに著者がたどりついた授業メソッドとは。音読を中心に、おぼえた英文を書き写す暗写、やさしい英文の多読。
これで高校生の英語力が飛躍的にアップした。生徒たちも生き生きする感動的な実践記録とメソッドの公開。
大人の独習にも最適の英語上達法。
はじめに
序 音読・暗写・多読に行きつくまで
模索の日々 教員になって10年の頃
嬉々として音読をする 暗写と多読
これまでの授業方法 英語学習に効果的な学習活動
他の教科への影響はどうか
Ⅰ 音読の驚くべき効果
音読・暗写の効果 リスニング力も向上
伸びない生徒の原因 もう一つの成果分析
なぜ音読が有効か 音読はいつ行うのか
音読を軸とする英語の授業 音読の回数はどれくらいか
本文の内容理解 文法と英単語について
音読の範囲 音読用の英文の選択
音読の実際 発音をどう学ぶか
リスニングについて 生徒たちの声
Ⅱ 暗写で簡単に覚える
いつ、どこで行うか 繰り返しの頻度は
生徒たちの質問 英文内容の質の差について
どこにアンダーライン(下線)を引くか
暗写でどのような能力が向上するのか
Ⅲ 音読・暗写を軸とした授業方法
「HCラウンドシステム」 システム化するために必要なハンドアウト
古くて新しい学習方法 生徒への愛情
HCラウンドシステムの成果 上質な英文から何が起こるか
感動のある教材を学習者は求めている
Ⅳ 多読の威力
いつ、どこで、どのように多読を行うか 多読の三原則
読んで楽しむ 実際の多読教材
忙しい社会人はどうしたらいいか 多読から音読へ
多読に関する教え子たちの声 感動が生徒を変える
生徒にやる気を起こさせるために
Ⅴ 独学による音読・暗写・多読 独学の初級レベル編 中級者レベル編
上級者レベル編 大学入試で威力を発揮する
音読・多読で読解力がつく 暗写で英文が書ける
短時間の大学入試対策のために 用意する教材
内容説明
北海道函館中部高校。難関大学進学率の劇的上昇に加え、生徒の確かな英語力と学びへの強い意欲に熱い視線が注がれている。魔法の薬があるわけでも魔術師のような先生がいるわけでもない。そこにあるのは、基礎基本の学習と訓練に新しい息吹を吹きこんだ優れた学習法・指導法である。「函中の奇跡」を具現したチームの中心にいるのが今井康人氏。英語教育への情熱と実践に裏打ちされたメソッドが骨太の英語力への扉を開いてくれる。(山岡憲史)
目次
序 音読・暗写・多読に行きつくまで
1 音読の驚くべき効果
2 暗写で簡単に覚える
3 音読・暗写を軸とした授業方法
4 多読の威力
5 独学による音読・暗写・多読
著者等紹介
今井康人[イマイヤスヒト]
現在、北海道函館中部高校に勤務。1960年生まれ。札幌大学外国語学部英語学科卒業。平成15年度から6年間、SELHi(文部科学省指定事業スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール)研究主任。函館英語教員研究会主宰。北海道高等学校英語教育研究会授業力向上アップセミナー講師委員会代表。実用英語技能検定面接委員。日本英語授業研究学会会員。日本バスケットボール協会公認コーチでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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