内容説明
日中戦争は広大な中国大陸を生き抜く戦争であった。中国戦線を4年間渡り歩いたある兵士の体験記。大戦の緒戦から終戦までの従軍兵士としての体験記憶から、兵士らがどう戦ってきたか、また軍隊生活の日々から軍事訓練、そして中国戦線の戦況などを記した。
目次
昭和のはじめ(良き伝統の中で;開戦前夜 ほか)
満州編(東京ミッドタウン;満州第六七五部隊へ編成 ほか)
中国編―大陸打通作戦(第五航空軍通信中隊へ転属;上海街へ外出 ほか)
終戦(昭和二十年八月十五日;捕虜生活一カ月半)
戦後社会に生きる(昭和三十年、四十年のわたし;老いてこそ、わが日々)
著者等紹介
大橋中一郎[オオハシチュウイチロウ]
1921年新潟県生まれ。東京府立園芸学校本科卒。1942年1月、大東亜戦争に出征し、敗戦後復員。松直工業(株)入社、77年代表取締役に就任、84年辞任。現在は食べることと佛像彫刻、俳句作りなど愉しむ。時折老人の集いにて、人生談話、ハーモニカ演奏などのボランティア。神奈川県法雲寺にて参禅す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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