中世東国の内海世界―霞ヶ浦・筑波山・利根川

中世東国の内海世界―霞ヶ浦・筑波山・利根川

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  • サイズ A5判/ページ数 291p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784862150332
  • NDC分類 213.1
  • Cコード C1021

出版社内容情報

周囲を陸に囲まれた海域を内海というが、中世の霞ヶ浦はまさに内海であった。本書では、武士と城館、津・湊と開発、宗教と文化交流の視点からその内海世界の実態を明らかにし、水辺に広がる豊かな中世的社会を描きだす。関東平野を縦横に流れる河川と海陸が東国にもたらしたものは何か?その歴史像が本書によって初めて明かされる。

目次

総論 東国の内海世界(内海論から見た中世の東国;「常総の内海」香取平野の地形と歴史時代における環境変遷)
第1部 武士と城館(内海世界をめぐる武士勢力の連携と競合;中世小田の歴史的景観;戦国期における真壁城と周辺の景観)
第2部 津・湊と開発(古河公方領国における流通;常陸国「海夫注文」再考ノート;江戸崎土岐氏旧臣による新田開発)
第3部 宗教と文化交流(中世霞ヶ浦沿岸における律宗の活動;中世「出島」の宗教文化;顔料が語る中世筑紫の文化交流)
特論 色川三中の史料収集をめぐって

著者等紹介

市村高男[イチムラタカオ]
1951年生れ。高知大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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