被災当事者の思想と環境倫理学―福島原発苛酷事故の経験から 証言と考察

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被災当事者の思想と環境倫理学―福島原発苛酷事故の経験から 証言と考察

  • 山本 剛史【編・著】
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  • サイズ A5判/ページ数 520p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784862090904
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C0036

内容説明

福島第一原発の事故は、人間の日常生活そのものが、人間自身の力で、自らを滅亡させる力をもった科学技術に依存していることを如実に示す出来事であった。第一部は、原発被災経験の風化に抗して立ち上がった被災当事者たちの「いのちを支え合う」活動の証言を収録。第二部は、その証言の根底に流れる思想と交差させながら、科学的合理性と社会的合理性の葛藤から、新たに生まれ出る環境倫理学のあり方について、W・ベック「リスク社会論」とH・ヨナス「未来倫理」を参照し、考察する。原発事故発生後の環境倫理をになう主体は誰なのか。その主体となる者たちの行動を通し、今日のリスク社会を生きるうえで欠かせない行動規範を考える。

目次

序文
第1部 証言:いのちを支える当事者たちへのインタビュー 原発被災経験の風化に抗して(フクシマ原発労働者相談センター 苛酷事故にみまわれた―あれから八年、福島の過去・現在・未来;いわき放射能市民測定室たらちね 広がり続ける被ばくへの対処―内部被ばく・食物汚染の測定からはじまった市民活動;「希望の牧場・ふくしま」吉澤正巳 希望とは何か実力とは何か―原発を乗り越えて生きるために;井戸川克隆・セルフインタビューat湯布院 立地自治体は福島第一原発事故の教訓を生かせ!)
第2部 考察:福島第一原発事故と環境倫理学(あらためて問う、環境倫理学は誰のためのものか;原発事故被災状況下におけるICRPの生命・環境倫理―「刊行物一三八」に関する批判的考察;ICRP「最適化」原則にかわる新しい環境倫理学の視座;ハンス・ヨナスの「未来倫理」―持続可能な社会の行動規範を求めて)
結語