内容説明
著者は双葉町、浪江町の被災住民調査を踏まえ、「被災住民の声」に共通する「五つの復興再生課題」をしぼりだし、全国民に「フクシマ復興支援ネットワーク」への参画を呼びかけている。これからの三年が正念場。原発被災者の皆さんの思いと覚悟を分かち合い、ともに歩んでほしい。子どもたちの世代に禍根を残さないためにも!
目次
第1部 これまでの三年(全ては「原発過酷事故」による緊急避難からはじまった;原発災害復興支援プロジェクトの立上げ;避難所で生活する住民への二つの緊急支援;生活再建に向けて―正当な損害賠償請求の道筋を探る;被災自治体の復興再生に向けた暗と明;「被災町民の声」から復興の課題をさぐる)
第2部 これからの三年(わが村や町を棄てるわけにはいかない;国は福島の復興再生にどれだけ本気か;全被災住民・自治体共通の「五つの復興再生課題」解決への道筋を探る;フクシマ「原発過酷事故災害」は何一つ解決していない)
著者等紹介
井上仁[イノウエジン]
1941年福島県双葉町出身、東京大学卒。18歳までの幼年、少年時代を双葉町で過す。企業、自治体等の経営、行政革新プロジェクトマネジメントの実戦的研究、支援を行うベルヒュード研究会、ベルヒュード国際経営研究所を主宰。『困った組織と、どうつきあうか』、『組織改革の手順』、『変革期のナレジマネジメント』、『ベルヒュードソリューションプログラム』『日本版6シグマによる人材育成と組織強化』等の問題解決力ある創造的組織のあり方についての著書、論文を多数発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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