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サッカー小僧新書
異端者たちのセンターサークル―プロサッカー選手を育てるということ

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  • サイズ B40判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784861918117
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0275

出版社内容情報

 2000年代に入り、凋落の一途をたどる東京ヴェルディにとって、育成組織はなけなしの誇りだった。さまざまな苦境においても、育成に対する自負がクラブを支えていたといっても過言ではない。
 なぜ、ヴェルディから多くのプロが生まれたのか。
指導者が変わっても、方針やノウハウを保つことができるのか。
そして、育成のアドバンテージをトップの強化につなげられなかった理由は――。
 本書は指南書の形式を取らない。指導者と選手、それぞれの人物ノンフィクションを軸に展開し、育成のピッチで起こっていたことを克明に描くことで、数々の疑問を解き明かしていく。

《構成》
第1章  異端-サッカー小僧の楽園-

第2章  牽引-読売クラブの時代-

第3章  育成-プロを育てる指導理論-

第4章  凋落-Jリーグ以降の忘れもの-

第5章  再起-ヴェルディの誇り-


《取材者》※順不同
小見幸隆(柏レイソル強化部)
竹本一彦(柏レイソル強化部)
土持功 (ヴェルディSS相模原)
戸塚哲也
都並敏史(東京V育成アドバイザー)
菊原志郎(日本サッカー協会)
岸野靖之(横浜FC監督)
清水康也(浦安JSC)
山口貴之
菅澤大我(ジェフ千葉U18コーチ)
永田雅人(ジェフ千葉U15コーチ)
松田岳夫(ガイナーレ鳥取監督)
加藤善之(松本山雅FC監督)
柴田峡 (松本山雅FCコーチ)
上野山信行(Jリーグ技術委員会委員長)
鴨川幸司(ガンバ大阪ジュニアユース監督)
川勝良一(東京V監督)
冨樫剛一(東京Vコーチ)
森栄次 (東京V育成部長)
楠瀬直木(東京Vユース監督)

内容説明

凋落の一途をたどる東京Vにとって、育成組織はなけなしの誇りだった。さまざまな苦境においても、育成に対する自負がクラブを支えていた。なぜ、多くのプロが生まれたのか。指導者が変わっても、方針やノウハウを保つことができるのか。そして、育成のアドバンテージをトップの強化につなげられなかった理由は―。

目次

第1章 異端―サッカー小僧の楽園(日常の風景―大人と少年の真剣勝負;「あるところにしかない」もの ほか)
第2章 日常―選手、指導者たちが集う何か(ヴェルディの選手だけが持つ何か;ランドに育まれた幸せな選手 ほか)
第3章 育成―プロを育てる指導理論(小学6年生が書いた「ヴェルディへの決意」;森本貴幸がかけた言葉 ほか)
第4章 凋落―Jリーグ以降の忘れもの(天才サッカー少年たちの系譜;「(己の生ぬるさを)感じながらプレーしていた。」 ほか)
第5章 再起―ヴェルディの誇り(600分の1の素人;川勝監督の魂胆 ほか)

著者等紹介

海江田哲朗[カイエダテツロウ]
1972年、福岡県生まれ。獨協大学を卒業後、フリーライターとして活動を始める。情報誌のライターを経て、2000年からサッカーの取材をスタート。2001年、ヴェルディの東京移転を機に定点観測を始める。以降、育成年代のサッカーにも対象を広げ、国内外の大会を取材。すっかりマイクラブとなった東京ヴェルディに軸足を置きつつ、日本サッカーの現在を追う。Jリーグ登録フリーランス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

22
この育成の歴史を持ちながら、何故今J2と言いたくなる。まだ日本中がJリーグ誕生に舞い上がっていた頃、主役は間違いなくヴェルディだった。当時リーグの牽引車であったヴェルディがここまでま凋落した事は残念に思う。この本の中にある様にバルサに負けないシステムを根付かせて、リーグの上位の常連であって欲しい。追って鹿島やジュビロとの違いを調べて見たい。小見、戸塚、ジョージ与那城、川勝、菊原、森本と懐かしい人の名前を聞き、感慨を新たにする。川勝がテクニックのない選手をチームに入れ活性させた下りが印象に残った。早くJ1に2018/03/30

エッグマン一号

5
サッカーを通じての人との関わり合い、人ってやっぱりすごいよなー。2014/07/03

hwconsa1219

4
読売クラブ時代から連綿と続く,通称「ランド」における育成にたずさわった人たちを中心にインタビュー・取材を行い,その「哲学」に触れることを目的とした本です。当時の「読売クラブ」がいかに先進的だったかがよくわかります。ヴェルディは好きなチームではありませんが,あれだけのプロを輩出する育成に学ぶ点は非常に多いと思いました。2016/02/29

3f_horindy

3
原点は、大人が子供に合わせる、ではなく子供が大人に合わせる環境なんだと感じた。その中で子供は成長していく。こんな環境があったら面白いだろうな〜。2012/02/08

トライ

3
ヴェルディの、いやヨミウリの育成部分についての本。面白かったのだが、この本を読んでる最中にユースの監督がいきなり退任とかいうニュースを読むと「あれ?」って気持ちになりますね。2011/12/14

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