競馬王新書
開成調教師―安馬を激走に導く厩舎マネジメント

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  • サイズ B40判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784861914768
  • NDC分類 788.5
  • Cコード C0276

内容説明

昔、神童。開成では劣等生。13回、調教師試験に失敗。ところが、開業以来、破竹の勢いで勝鞍を量産。その躍進の裏には確かな計算があった―。

目次

第1章 スーパーホーネットの挑戦(スーパーホーネット、美浦へ;「走りますよ」「またまた。本当かよ」 ほか)
第2章 開成から調教師(モノレールの下に生まれて;小学校では神童、開成で劣等性 ほか)
第3章 開成式厩舎経営術(ベテランばかりの厩務員;テキの入れ替えは間違いない ほか)
第4章 矢作厩舎の馬はなぜ穴を開けるのか?(単勝回収率100%;クリップフェアリー・大幅な条件変更には理由がある ほか)
第5章 未来への提言(時代錯誤のシステムが生む美浦回りの悲劇;馬に無用な負担を強いるゲート試験 ほか)

著者等紹介

矢作芳人[ヤハギヨシト]
1961年3月20日生まれ。東京都出身。天下に名高い進学校である開成中学~高校を卒業後、父の反対を押し切り競馬の世界へ。オーストラリアでの修行後、1984年に栗東・工藤嘉見厩舎の厩務員に。調教助手などを経て、04年、14回目にして調教師試験を突破。翌年3月1日付けで開業し、以来、15勝、24勝、34勝と着実に勝ち星を伸ばす。地味な血統の馬を走らせることに定評があり、ロドリゴデトリアーノ産駒のスーパーホーネットが厩舎の看板馬として活躍中。また、かつての担当馬イワテニシキとの日々を描いた『ニシキ』で、00年の優駿エッセイ大賞次席を獲得するなど、マルチな才能を発揮している。07年、JRA優秀調教師賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かいりく

3
この前の情熱大陸でやっていたので、読んで見ました。そんなに好きな調教師ではなかったけれど、本を読んでみて応援したくなりました。バランスとセオリー一般社会でも重要な要素が、どんな社会にも必要なんだなと思いました。最近は、高額馬も入厩してますし勢いのある人ですので、JRAの体質を変える位がんばって欲しいです。個人的には、社台以外の日高の小さな牧場から産まれた馬の活躍が好きです。馬券は社台中心ですが(笑)2013/10/21

SU

1
バランスが大事、私も最近そう思います2016/12/20

耐える男

1
タイトルは色物だが、中身は至って真面目な調教師の本。調教師の仕事は「馬の仕入れ」「馬の出し入れ」「番組選び」。タコツボ化した調教師の世界において馬主、牧場、そして馬券を買うファンを考え経営者の感覚で厩舎を切り盛りする様は爽快。藤田騎手もJRAに苦言を呈していたが、調教師の立場でも同じようだ。年々売上が落ちているJRAが今後どのように振る舞うのか注視したい。2014/10/10

kitakita

1
一気読みの面白さでした。 ガラパゴスになっている競馬界もグローバルの流れの中で変わっていかざるをえないでしょう。そのときに矢作氏は日本だけでなく、世界でもトップを走っているトレーナーになっていていただきたいですね。 売り上げ減少が続く競馬界を変えようとする関係者が多数出現することを期待します。2013/09/14

最終バック九番手

1
他者と違うやり方で成功している人の話…4~8着でも厩舎的にはOKの場合が多々ある…図、表:あり…用語集:あり…参考文献:なし…索引:なし…初版1刷:2008年11月5日…本体900円2009/01/31

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