出版社内容情報
戦争を決するのは政治家と将軍だが、戦闘を決するのは前線の指揮官である。恐怖と興奮の坩堝と化す、「現場」で野戦指揮官たちは、その刹那、いかに決断するのか?「戦略論」では見えてこない戦いの実相とリーダーシップを描く。
樋口隆晴[ヒグチタカハル]
著・文・その他
内容説明
恐怖と興奮が渦巻く「現場」で野戦指揮官たちは、その刹那、どう部下を統率し、いかに決断したのか?ガダルカナル、ペリリュー島、嘉数高地、ノモンハン、占守島など、生々しい“戦闘”の現場から、「戦略論」のみでは見えないリーダシップの本質に迫る戦術部隊の戦例を専門的にあつかった“最前線の戦史”、初の書籍化。
目次
仙台第二師団、弓張嶺の夜襲―史上空前の快挙とよばれた“夜襲神話”の誕生
盧溝橋事件―一木清直の戦いと“ドクトリン”の勝利
ガダルカナル島 一木支隊の全滅―一木清直の戦いと、“ドクトリン”の敗北
兵は「機動」にあり―島田戦車隊スリム殲滅戦
血で飾られた砂糖菓子の丘―第22海兵連隊沖縄戦シュガーローフ・ヒルの戦い
歩兵第五十七連隊、リモン峠の勝利と敗北―レイテ決戦の先鋒が迷い込んだ「戦場の霧」
“陸軍の真珠湾”開戦劈頭の強襲上陸―歩兵第五十六連隊のコタバル上陸作戦
戦車第一連隊の苦い勝利―M3軽戦車VS.九七式中戦車、ビルマ・ウンドウィン戦車戦
オールド・ブリードを追い詰めた海岸への逆襲―ペリリュー島守備隊、最初の一日
沖縄 嘉数高地の陣地防御―アメリカ軍、戦車二二両喪失!!「あの忌々しい丘」と呼ばれた高地争奪戦〔ほか〕
著者等紹介
樋口隆晴[ヒグチタカハル]
1966年生まれ。陸戦専門雑誌「PANZER」編集部員を経て、フリーの編集者兼ライター。主に『歴史群像』(学研パブリッシング)をフィールドに活躍。戦国の城や、近・現代戦といったテーマの“現場”に赴き、実証的に描き出すその記事、論考には定評がある。2004年度より三年間、江東区区民歴史講座の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サケ太
六点
筑紫の國造
つわぶき
こひた