内容説明
病気の母親と最後の思い出を作るため、病院を抜け出して動物園に向かおうとする川澄舞。しかし、母親は病院の庭で力尽きてしまった。病院に運び込まれた舞の母親はもう駄目かと思われたとき、奇跡的に母親が息を吹き返す。それは、舞が自ら思うことを現実に起こさせる強い力を発動したからだった…。「灯り」(為我井徹)ほか、「Night of the Mustard」(持田康之)、「スノーホワイトは天使の夢をみる」(枯野瑛)、「魔法少女 鍵っ子あゆ~代理戦争~」(上江洲誠)、「家路」(大迫純一)の全5編を収録した『Kanon』アンソロジーノベル第2弾、ついに登場。