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出版社内容情報
幽閉の地で、冷酷な父王ゲオルゲ、その世継ぎブラント第一王子の訃報を受けたラシカは、唯一の友にして忠実なるしもべイーレンタールとともに故国をめざす。動乱の王国を、さらなる混沌に導くかのように荒れくるう地霊の群を前にして少年王となったラシカに新たな試練が迫る。
父王の訃報をうけ、わずか14歳にしてルテニア王国を統べることになった主人公ラシャ。謎の修道士ギヴァン、王妃ザビーネがめぐらせるどす黒い陰謀が、少年王ラシャと邪悪な地霊の群を暗い力で結びつけてゆくが…。
内容説明
人質として、カフタル帝国の中心、リュシプール城に囚われていたルテニア王国第二王子・ラシカのもとに、突然の悲報が告げられた。家臣の謀反によって、父王ゲオルゲ、長兄ブラントが殺されたというのだ。忠実な僕にして唯一の友・イーレンタールとともに、故国をめざすラシカを待ちうける運命は?そして、十五年ぶりに目覚めの時をむかえる邪悪な地霊とラシカの関係とは。