感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワンタン
4
この本はどうやって作ったのだろう、語り口調になってるから語り下ろしなのかも知れないが、それにしては、語る内容は意外なほど論理的、分析的。音楽に対する愛情だけでなく、厚みのある知性を感じる。インタビューを文字に書き起こして、それを加筆していったのかな? 鮎川さんやチャボさんが好きな音楽について、特にロック少年だった頃の気持ちを振り返って、愛情たっぷりに語るのを読むのが大好きだ。自分は生まれるのが少々おそかった。うらやましい!2020/10/19
jinkan_mizuho
3
鮎川誠氏が、類いまれなる個性と言葉の端々に感じる知性は以前から知っていた。ただ、ストーンズ・フリークの印象が強烈だったため、本書で語られているほどBlues,R&B,Soul,R&Rに深い造詣を有していたとは……。いや〜あ、失礼しました。'60年代のロックに限らず、ポピュラー音楽全般の読んで楽しめる「辞典」のような本だ。本書を企画した伊丹由宇氏の功績を称えたい。2012/03/04
tsukamg
1
このようにしてロックを好きになるべしというロック教本。自由で、何もかもがあって、色んなことを教えてくれて、いつまでも変わらなくて、サイコーなものなんだと、心から信じて生きてきた人の、純度100パーセント、愛の本。2015/02/26