出版社内容情報
印象派の名品を中心に、今も残る景色を旅する
別名「印象派美術館」と呼ばれ、阿川佐和子さん、赤瀬川原平さんなど各界にファンも多い同美術館。本書ではゴッホ《ドービニーの庭》をはじめ、国内外で高い評価を得るフランス近代美術のコレクション約100点を、被写体となった風景写真とともに紹介します。
エッセイスト・阿川佐和子さんのインタビューを掲載。
掲載画家
モネ、ルノワール、ゴッホ、マネ、ドガ、ゴーギャン、セザンヌ、ロートレック、ピカソ、モディリアーニ、シャガール、フジタ ほか
内容説明
印象派の名品とともに今も残る景色を旅する。モネ、ルノワール、ゴッホ、マネ…。別名「印象派美術館」と呼ばれるひろしま美術館のコレクション約100点を風景写真とともに紹介。阿川佐和子さんのインタビュー収録!
目次
1 印象派の誕生―ロマン派から印象派(伝統絵画とロマン主義;自然への憧れ ほか)
2 印象派の展開―ポスト印象派(パリから離れた聖地;ベル=エポックのパリ)
3 印象派の継承とさらなる展開―フォーヴィスムとキュビスム(新たな世代の誕生;ピカソの愛した場所 ほか)
4 エコール・ド・パリ―狂乱の時代(ルオーとパリ;マルケとパリ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すみの
30
岡山から近い広島。市内中心部で緑豊かな中央公園に位置し、訪れるのも便利な場所にあるひろしま美術館。館収蔵作品の解説は勿論、その作品と関わりのある場所も記載され、作品を観賞し、実際に作家たちが生活したであろうフランスの各地にも足を運びたくなるよう。2017/03/12
ひと
9
どの本で紹介されていたかは忘れたけど、印象派以降のフランス美術の魅力を伝える美術館と聞いて数年前に訪れたひろしま美術館。噂通りのコレクションで、特にゴッホの「ドービニーの庭」とピカソ、ルオーの作品の印象が残っていた。本書では、印象派以降の美術史の流れの中でのそれぞれの画家や作品の位置づけが確認できて、一層魅力が増した感がある。この夏に再訪予定なので、前回以上じっくりと作品を味わってきたい。公の美術館だとばかり思っていたが、広島銀行の施設だと知って驚き。地方銀行が集めたコレクションとしてはセンスが良すぎだ。2023/07/25
ソバージュ
3
魅力的な本でした。素晴らしいコレクションを、画家、作品のモデルとなった地の写真、地図等で紹介されており、すぐにでもひろしま美術館に訪れたくなりましたし、作品ゆかりの地への旅の計画案も広がりました。2018/05/19
東山ききん☆
1
すごく良かった。フランスの地理と美術史を絡めての解説はテンポが良い。ひろしま美術館には行ったことはないが、是非一度行きたいと思った。2020/08/30