内容説明
整った容姿とは裏腹に、豪胆で強い究明心を持つ新聞記者の朝倉は、威圧的な刑事・蜂賀に情報収集のため夜討ちをかける。条件付きで情報を貰うことに成功した朝倉だが、ケイだという蜂賀に『次は襲う』と脅されてしまう。ある日、朝倉の元へ「父親の死の真相を調べて欲しい」と少年・徹が尋ねて来る。ドSな蜂賀と猟奇的なヤクザ・名村に迫られながらも、その事件を追う朝倉だが…。
著者等紹介
李丘那岐[リオカナギ]
6月22日生まれ。佐賀県出身在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちるる
12
事件そのものには若干の物足りなさを残しつつも、記者が事件を追いかける中で記者魂による好奇心が恋愛感情へと変わっていくことに違和感は感じませんでした。見た目に反して『残念な性格』の朝倉がいいキャラでした。朝倉と蜂賀のやり取りも楽しめた。脇キャラも魅力的でした。2010/11/12
りんご☆
11
読了2016/06/15
桐埜
6
満足度:★★★★☆ 眉目秀麗な容姿を覆すほどの好奇心旺盛、真実を知るためなら自らの危険も厭わない勝気で血気盛んな受・朝倉が(危なっかしいところも込みで)ギャップ萌にはツボでした(笑)寡黙で表情筋の硬そうな攻・蜂賀が一度懐に入れた対象に対しては人間臭さを見せたり甘くなるところも◎。事件はもう少し踏み込んでも良かったような気も…プラス、挿絵の蜂賀はもっと野性味が欲しかったかな。あまりに美形でエリート然とし過ぎていて、文章から受けるイメージとは違っていたので…。全体としては面白かったので是非続編が読みたいです。2010/10/22
mayama@読書生活自由型
5
素敵な趣味をお持ちの刑事と残念な性格の新聞記者・・・どちらも自分の強みを最大限に利用してみせる、転んでもただでは起きないふてぶてしい男前。男の矜持を賭けた素敵なぶつかり稽古を堪能しました。潔すぎて言葉が足りないドSな攻の意外と執着・独占欲丸出しぶりと素敵な夜モードをもうちょっと暴いて欲しかったなー。悪者の末路も気になったので、スクープと事件のその後も読みたかった。朝倉(受)の母の肝の据わった豪胆さも素敵でした。逃げたドS名村と残されたドM徹に今後何かあっても面白そう・・・続きがあったらいいのになー。2011/06/11
hinako
5
★3.9 お話はおもしろかった。受の強さが読んでいて楽しい。2人の掛け合いなんかも面白い。でも萌えかっていうと難しいかなあ。あと、受の方が色々覚悟していて、攻はさらっとやることやってるのがちょっとムカついた(笑)あと事件がかなりあっさり解決しちゃいましたね。続編があったらおもしろそうなお話です。2010/11/09