角川ソフィア文庫<br> 俳句の作りよう

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角川ソフィア文庫
俳句の作りよう

  • 著者名:高浜虚子【著者】
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  • KADOKAWA(2013/11発売)
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  • ISBN:9784044094058

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内容説明

大正三年の刊行から一〇〇刷以上を重ね、ホトトギス、ひいては今日の俳句界発展の礎となった、虚子の俳句実作入門。だれにでもわかりやすく、今なお新鮮な示唆に富む幻の名著。

目次

まず十七字を並べること
題を箱でふせてその箱の上に上って天地乾坤を睨めまわすということ
じっと眺め入ること
じっと案じ入ること
埋字
古い句を読むこと新しい句を作ること
付録・俳諧談

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫羊

10
「じっと眺め入ること」「じっと案じ入ること」簡単なことではないと思います。これまでずっと、なぜ私には俳句が作れなかったのかが腑に落ちました。2022/02/07

瓜坊

8
『俳句とはどんなものか』は聖書みたいと書いたけれど、こちらは実践編。五字、七字、七・五字を埋める部分では本を置いて思索に耽る程、平易な語り口の虚子の俳句論に入信してしまった。子規は芭蕉より蕪村が上だと言うが、虚子の言うところでは、芭蕉>子規>蕪村となるらしく、それは技巧よりも人生経験の裏打ちが如何程かにあるそうだが、私はそこが少し腑に落ちない。つまり、この虚子の思想を踏まえて付け加えるならば、この教典以外で技巧についてもっと深く語る句作入門書があれば面白そうだが、今はこの本に従い十七文字を並べてみよう。2016/11/28

りょちみ

7
高浜虚子さんの俳句指南の本。碧梧桐流の新傾向俳句危機を感じていた明治後年に書かれました。十七字を並べ、取り合わせを使って句を作る方法など、最近書かれたのではないかというほど、すんなり学びやすいようにまとめられています。芭蕉、子規、去来など他の作者の例も引き合いにしているので、優れた句にも触れることができます。創作に迷ったら初心に立ち返って再読するのもあり、有名な俳人の句の一部から埋字をするのもいいなと思います。2018/02/23

蛸墨雄

6
埋字という区作の学び方にたいそう納得した。そして、その後の元の句を持ち出し、古き句、先輩の諷詠した句を味わい尽くすことの大切さを学んだ。そして、眺めること、案じることの厳しさをそして、花鳥の愛で方を、日本人であることの喜びを学んだ。ありがとう虚子先生。2018/02/23

あうる

6
俳句の作りよう...作り方ではない、作りよう、作り様、「さま」は恐らく古今の序にも見られる言葉で、本は漢詩論から輸入された...。「まずは17字に収めてみる」「とりあえず、やかなけりを入れてみる」平易に分かりやすく解説しようとも、今ではどこでも見られないような深みがあるのは特筆すべき所。2014/03/13

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