内容説明
マカオの史跡と歴史がすべて分かる。ヨーロッパ人にとり長らく中国と東アジアの玄関口となったマカオ。キリスト教伝道と交易を通じ日本との関係も深かった。都市の誕生からカジノの誕生まで。そして施政権返還後のマカオを含む「歩いてまわるマカオ史」の提案。あまり知られていないマカオ史跡も一挙公開。
目次
第1章 マカオ歴史散歩(ヨーロッパ人の最古で最後の中国拠点;カトリック布教と交易がアジア進出の両輪;スペインとの同君連合下で揺れ動いたマカオ ほか)
第2章 マカオの道を歩く(マカオの歴史を見続けてきたセナド広場;観光客に人気の撮影現場仁慈堂右巷;半島を横断するマカオ最大の繁華街アルメイダ・リベイロ大通り ほか)
第3章 旅の便利帳(直行便の誕生で便利となったマカオ;観光データ;ホテルデータ ほか)
著者等紹介
荻野純一[オギノジュンイチ]
旅名人編集長
朝倉利恵[アサクラリエ]
旅名人編集室。主にロンドン、パリを拠点に活動後、帰国
久米美由紀[クメミユキ]
1994年に東京から香港に取材の拠点を移し、現在は香港を中心に中国、東南アジアにまで活動領域を広げて活躍する写真家
柳木昭信[ヤナギアキノブ]
自然写真家。アラスカ、ヨーロッパアルプスなど大自然をテーマに取材している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
OKKO (o▽n)v 終活中
8
つまみ読み脱却、ついに通読なる。マカオを知りたいアナタ、まずは本書から! プチ古いが、ぜったいにオススメだ! そして自分の足と目を使ってマカオの隅々をテッテーテキにほじくるのだ! ◆40年ぐらい前からマカオに親しんでいる著者が、歴史から裏路地案内にいたるまで懇切丁寧に。ほぼ全ページ写真アリしかもオールカラー。マカオの歴史についての入門者向けだがこんだけでもうおなかいっぱい。満腹度は”Walking Macao, Reading the Baroque” と双璧! ◆あー今年まだ行ってねぇ。早く行きたいよぅ2018/01/29
Christena
6
このシリーズは単なる観光案内ではないのが気に入っている。歴史の解説とともに、ふんだんに写真を掲載していて、読み応えがある。なんとなく知っているつもりのマカオの歴史も、改めて復習してみると、ほとんど知らないことに気付いた。前半の歴史概略も良かったが、後半の地域(ストリート)別の街の解説も、読んでいて実際に歩きたくなった。行く前の予習として、気分が盛り上がる本。2016/04/23
pochi
0
貴重なマカオの歴史読み物。旅行前に理解を深めるのに役立つ。 それにしても、ポルトガルだめだなぁー。 肝心なときにゴタゴタしてマカオの利権を徐々に失っていくことの連続。 上手く立ち回れば、現在の繁栄を独占できたかもしれないのに。2011/07/20