内容説明
復帰運動の現在的意義を確認し、地域再生に活かす―。
目次
第1部 軍政下の奄美(行政分離と奄美群島;軍政下の生活・教育・文化・報道;軍政下奄美社会の横軸基層の形成と活動)
第2部 日本復帰の実現とその後(復帰運動と日本復帰実現;復帰から復興へ―振興開発事業の評価と課題;地域づくり再考―復帰運動に学ぶ)
第3部 奄美の保健福祉―復帰運動を教訓にして(奄美におけるシマの暮らし―その秩序と独自性;高齢者の生活と保健福祉ニーズ―加計呂麻諸島における地域住民の生活と福祉ニーズより分析する;シマ・アイデンティティと復帰運動におけるアイデンティティの変動に関する一考察―社会的アイデンティティ・アプローチの視点から;介護効力感の測定と島嶼の地域医療福祉―島嶼地域における介護資源の地域化;奄美大島における島嶼集落の互助の現状と課題―地域支え合い活動による地域づくりの可能性)
著者等紹介
田畑洋一[タバタヨウイチ]
1945年、鹿児島県奄美市住用町生まれ。東北大学大学院文学研究科人間科学専攻博士後期課程修了、博士(文学)。西九州大学助教授、鹿児島国際大学教授を経て、鹿児島国際大学大学院客員教授。ドイツマルティン・ルター大学(ハレ大学)社会人類学研究所客員教授(2004年9月~2005年8月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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