内容説明
危険地域を避けた校地。著者が実際に訪問調査した校地は2271に上る。紀伊半島は災害の常襲地帯である。だが、廃校、旧校地の8割近くが安全な場所に選定されていた。そこには、驚くべき先人の知恵があった。
目次
第1部 紀北の木造校舎(高野町、九度山町、橋本市;岩出市、紀の川市、かつらぎ町 ほか)
第2部 災害と学校(校地の災害安全生評価;災害履歴のある学校)
第3部 戦争と学校(和歌山市内の大空襲;戦争時の学校生活)
第4部 風土と時代の中のまなびや(自立的な気概をもつ地域と学校;むかしの子どもは忙しかった ほか)
著者等紹介
中島敦司[ナカシマアツシ]
和歌山大学システム工学部教授。博士(学術)。三重大学生物資源研究科博士後期課程修了。専門は森林生態学、緑化工学。関心領域は砂漠緑化、地球温暖化、自然エネルギーから民俗(妖怪伝承、神道)までと幅広い。海外での自然保護研究とともに、地元研究にも強い関心を持ち、年間に50日間は和歌山県内のフィールドに出ている
湯崎真梨子[ユザキマリコ]
和歌山大学産学連携イノベーションセンター客員教授、博士(学術)、元和歌山大学教授。大阪府立大学人間文化学研究科博士後期課程修了。専門は農村社会学、地域再生学。関心領域は内発的発展、低炭素化社会など。年間50日は和歌山県内のフィールドに出る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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