内容説明
本書の主な目的は二つある。一つは、あらゆる思考の基礎である推論と科学の原理を、しっかりと把握してもらうことである。もう一つは、自然科学以外の諸科学を科学の原理に照らして考察すると、どの程度まで科学になっているのか、どこに限界があるのかを示すことである。
目次
第1章 理科離れ(ユニバーサル型大学へ;スペンサーの教育論;理科離れの傾向 ほか)
第2章 科学的思考とは(科学とは;推論について;三段論法 ほか)
第3章 左脳と右脳(脳と心;両半球の機能;左能と右脳の協調 ほか)
第4章 人文諸科学は「科学」か(文科系の問題;知識の三段階説;複雑性と客観性 ほか)