内容説明
大正噴火の重要記録を網羅。その時、何が起き、何を聞き、人々はどう行動したのか。桜島は3分の2の家屋が滅失し、鹿児島市民は大混乱の中、家・財産を捨て遠く各地に避難した。大隅半島の姶良、曽於、肝属各郡は降灰で埋まった。本書は、各地の市民、学校教員、行政、測候所、新聞記者、地震学者など、当事者ならではの迫真の記録を網羅する。
目次
第1章 桜島大正噴火の概要
第2章 鹿児島市における体験―『大正三年一月桜島大爆震 遭難記』について
第3章 『大正三年一月桜島大爆震 遭難記』
第4章 東桜島村における体験
第5章 西桜島村における体験
第6章 大隅半島における体験―永正善八郎著『桜島爆震記』
第7章 測候所長としての体験
第8章 新聞記者、南水生の体験
第9章 鹿児島県出身の地震学者、今村明恒の体験
年表“桜島の活動の略年表”
著者等紹介
古垣光一[フルカキコウイチ]
鹿児島県鹿児島市鷹師町68番地生まれ(昭和23年5月5日)。中央大学文学部博士課程単位取得退学。専攻は歴史学、教育学。東京薬科大学教授、千葉県立保健医療大学教授を歴任。現在、国士舘大学、北海道科学大学の非常勤講師。アジア教育史学会会長、社会人文学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 教員哀史