“フォーク”からの転回―文化批判と領域史

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861105357
  • NDC分類 380.1
  • Cコード C0039

出版社内容情報

合衆国において「フォーク」はどう見出され位置づけられてきたか。民俗学・文化人類学・美学・美術史学などが果たした役割は。「ヴァナキュラー」「アート」など5つのキーワードからみる文化研究の思想史。

まえがき
1 「ヴァナキュラー」―「文化」への超領域的視点
2 「アート」―「フォーク」と「プリミティヴ」の展示、学術領域、社会運動
3 「パブリック・カルチャー」―アメリカ的「フェスティヴァル」の系譜とスミソニアン
4 「オラリティ」―アメリカの「バラッド」における「他者」とナショナリズム
5 「パフォーマンス」―「ポスト」領域の民俗学
あとがき
事項索引・人名索引


小長谷英代[コナガヤヒデヨ]

内容説明

「フォーク」の文化は、いかに創り出され、価値付けられてきたのか―5つのキーワード「ヴァナキュラー」「アート」「パブリック・カルチャー」「オラリティ」「パフォーマンス」を手がかりに、19世紀から現代にいたる民俗学・文化人類学の研究動向、学術領域と社会の相互関係を掘り下げる。あらゆる芸術・文化研究の基礎に!

目次

1 「ヴァナキュラー」―「文化」への超領域的視点(「ヴァナキュラー」と文献学;「ヴァナキュラー」と「フォークロア」 ほか)
2 「アート」―「フォーク」と「プリミティヴ」の展示、学術領域、社会運動(プリミティヴィズムとモダニズム;「アート」―博物館と文化人類学 ほか)
3 「パブリック・カルチャー」―アメリカ的「フェスティヴァル」の系譜とスミソニアン(「フェスティヴァル」と「パブリック・カルチャー」;スミソニアン・フォークライフ・フェスティヴァル ほか)
4 「オラリティ」―アメリカの「バラッド」における「フォーク」のナショナリズム(「オラリティ」と「フォーク」;ナショナリズムとアングロ・サクソン系バラッド ほか)
5 「パフォーマンス」―「ポスト」領域の民俗学(「パフォーマンス」の萌芽;「コンテクスト」 ほか)

著者等紹介

小長谷英代[コナガヤヒデヨ]
ペンシルヴァニア大学大学院・人文科学科卒業。Ph.D。現在、早稲田大学社会科学総合学術院教授。専門:文化人類学・民俗学、カルチュラル・スタディーズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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西野西狸

2
アメリカ民俗学の理論や概念を紹介した一冊。バナキュラーやパフォーマンス理論などのアメリカ民俗学の研究は日本の民俗学にも適応できるだろうし、むしろ積極的に取り入れていきたい。2017/07/14

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