内容説明
カリキュラム改革を実施しても、教師のゲートキーピング力(=カリキュラム調節能力)を磨かなければ教室は変わらない。米国社会科教育史における論争を展望し、教育の根本を押さえつつ、カリキュラムを柔軟に運用する教師像を模索する。
目次
序章 社会科の諸問題
第1章 なぜ「ゲートキーピング」はカリキュラム改革よりも重要なのか
第2章 社会科カリキュラムはこれまでどのように組織化されてきたか
第3章 教育のねらいの重要性
第4章 バランスのとれた柔軟なカリキュラムに向けて
第5章 教育方法
第6章 教育者を教育すること
第7章 実際なされているカリキュラムの重要性
付論1 社会科におけるゲートキーパーとしての教師
付論2 空カリキュラム―その理論的基礎と実践の示すものについて
付論3 社会科カリキュラムの正当性
著者等紹介
ソーントン,スティーブン・J.[ソーントン,スティーブンJ.][Thornton,Stephen J.]
オーストラリア生まれ。スタンフォード大学で教育哲学者ネル・ノディングスの薫陶を受ける。コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジの准教授を経て、南フロリダ大学教授。カリキュラム論、教授学習論から、教育史、思想史、教師教育論まで幅広く論ずる米国を代表する社会科教育研究者。デューイアンならびにゲートキーパー論の提唱者として知られる
渡部竜也[ワタナベタツヤ]
1976年、広島県生まれ。東京学芸大学教育学部講師。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了・博士(教育学)
山田秀和[ヤマダヒデカズ]
1975年、広島県生まれ。岡山大学大学院教育学研究科准教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了・博士(教育学)
田中伸[タナカノボル]
1979年、神奈川県生まれ。大阪大谷大学教育学部講師。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了・博士(教育学)
堀田諭[ホリタサトル]
1982年、石川県金沢市生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士後期課程在籍。東京成徳大学人文学部非常勤講師、目白研心中学校・高等学校非常勤講師ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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