内容説明
人類による知識の体系化、一千年の歴史をここに。ネットワーク化された社会においてますます必要性の高まる「情報視覚化(インフォメーション・ビジュアライゼーション)」の可能性を、美しいフルカラー図版とともに探求する1冊。
目次
01 象徴樹
02 垂直樹
03 水平樹
04 多方向樹
05 放射樹
06 双曲樹
07 矩形樹マップ
08 ヴォロノイ樹マップ
09 円環樹マップ
10 多層同心円マップ
11 階層懸垂マップ
著者等紹介
リマ,マニュエル[リマ,マニュエル] [Lima,Manuel]
『Creativity』誌による2009年度「世界でもっとも創造的で影響力のある50名」のひとりに選ばれた。英国王立芸術協会の現会員、Codecademy.comのデザイン・リード、VisualComplexity.comの開設者、そしてパーソンズ美術大学教授としてデータ視覚化を教えている。これまで10年以上に及ぶデジタル・プロダクツのデザインを研究してきた経歴を活かし、リマはマイクロソフト社、ノキア社、R/GA社そしてコントラプンクト社と共同して仕事をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
244
著者のマニュエル・リマは、おそらくこの分野の第一人者。世界中の大学や研究機関、科学誌で引っ張りだこの状態のようだ。確かにこの本を読むと、それも頷ける。系統樹に関する歴史的な収集、研究もさることながら、現代の様々なシーンでの新しい手法によるものを多々紹介する。序論に続いて、まずは「象徴樹」。13世紀初頭の神学的な系統樹や百科全書の椰子の木の図など。これに続くのが「垂直樹」と「水平樹」、さらには「多方向樹」である。ただ、このあたりから次第に現代のものが増えてきて、「放射樹」、「双曲樹」、「矩形樹」⇒2025/04/17
Midori Matsuoka
5
読んだ、というにはおこがましく眺めてフムフム…でおしまいではあるのだけど、記録しておきたくて、書き残します。 樹形図をそれぞれの系統ごとに、聖書や昔の書物から現代科学のものまで広く網羅している本。 色んなパターンがあるのだなあ、とただただ圧倒されるばかり。2025/05/05
しょー
4
芸術本としても読む価値のある一冊。 多様な系統樹が引用されている。 整然とされた図表には、芸術を鑑賞したような感動を覚える。美術書として手に取ると楽しめるでしょう2018/05/13
123456789wanko
3
古今東西の系統樹を系統立ててまとめた一冊。いかに知識を体系立てて図示するかに、人類がかけてきたエネルギーに満ち満ちている。ぼーっと眺めるだけでも楽しい。2015/05/31
takao
2
知識の樹、生命の樹 双曲樹:注目したい部分を中心に移動して、拡大表示する。最近提唱。Treebolic,OrgScope,Xebece,Treeviz, ヴォロノイ樹マップ:2017/05/06