海外ミステリgem collection
大聖堂の殺人

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  • サイズ B6判/ページ数 321p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784860952198
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

大聖堂の教区内で聖堂番の他殺死体が発見された。10人以上もいる容疑者には、みなアリバイがあるが、その背後には表沙汰にはできない人間関係が蠢いている。ロンドン警視庁、屈指の名警部ヘイズルリッグが自身「最大の難事件」に挑む。英国ミステリ界巨匠の才知とユーモアが煌めく初作品。

著者等紹介

ギルバート,マイケル[ギルバート,マイケル][Gilbert,Michael]
1912年、英国生まれ。事務弁護士の資格をもつ。本格ミステリ、犯罪小説、冒険小説、警察小説など多岐にわたるジャンルで傑作を生みだしている。英国ミステリ界を牽引していたが、2006年に死去

今井直子[イマイナオコ]
上智大学卒業、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

geshi

28
黄金期ミステリーらしい作風で設定も人物も悪くないはずなのに、どうにも読み進めにくかった。最初のとっかかりが中傷の手紙という弱さ、十人以上いる容疑者を名前だけ一気に出しちゃう紹介方法、序盤で飽きちゃう要素が多すぎる。クロスワードパズルの暗号は翻訳だと解く気すら起きず、幽霊の話題で盛り上げられそうなのに完全スルー、全く筋と関係ない二重尾行シーン、見たいのはそこじゃないんだよなぁ感が募る。手紙の心理的効果とか影のロジックとかミステリーの根幹は良いのに活かしきれなかった凡作。2023/01/19

ごへいもち

19
立派な装丁の割に面白くなかった。訳にも瑕疵があり2019/05/27

ホームズ

18
アリバイ崩し、クロスワードパズル、過去の事件などあり楽しめる要素はあるんだけど、何となく盛り上がりに欠けるというかなんというか。あまり引き込まれるような部分もなく少し中盤から退屈な部分も多くなってしまった感じ。2015/01/06

UPMR

3
作者デビュー作。面白くは読めたが、何かトリックの弱いカーというのが総じての印象。ストレートなフーダニットに、アリバイ、幽霊騒ぎ、クロスワードパズルの暗号と色々な要素を詰め込んでいるが、幽霊や暗号なんかは扱いがあっさりしていたりぽっと出だったりで逆に整理されきれていない感じがある。多すぎる容疑者もそんなにキャラが立ってなく、聖堂の境内という特殊な環境を舞台にしたことがあんまり活かされていない。真相部分だけ見ると結構手が込んでいて悪くないように感じるのだが、明かされても感心しないタイプのトリックではある。2023/03/01

mercury

1
久しぶりに古典的なミステリらしいミステリを読んだ感じがする。地図と言い、アリバイ証言と言い、クロスワードパズルと言い、アクションもなく、残虐なシーンもなく、でも悪意と猜疑心と残酷さはたっぷりみたいな。何と言ってもいくつも出てくる境内の地図がステキです。2011/12/12

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