出版社内容情報
前著『ほんとうの贅沢』がロングセラーの大ヒットで9万部突破。待望の第2弾発売!97歳になられた吉沢先生による、「ほんとうの豊かさ」についてのお話。歳をとればどうしても「できなくなること」が増えます。でもそれはみじめなことでなく、老いたからこそわかること、楽しめること、感じられること、伝えられることがたくさんあると先生は説きます。歳を重ねるのが楽しみに、毎日の生活にちょっと背中を押される勇気を与えてくれる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
55
新聞の広告に出ていた見出しの言葉達に興味を持って。呆けたら呆けたなりの平和がある、という考えにむやみやたらと未来を恐れる必要はないのだと思いました。ちゃんとその時にはなるようになってる。こういう風に生きていけば毎日は楽で平和なのかな。でもきっと恐れる事もまだ大切な私なんだ。楽をする部分では楽をする事を選択し、ちゃんとやりたい事にはちゃんと向き合う。日課を持つことは大切。だけどその日課の為に無理をする事は愚か。自分に甘く、自分に厳しく。そのバランスを操作する事が『自分のままで暮らす』という事なのでしょうか。2016/03/28
Kentaro
39
人間関係は、楽しくもあり、難しくもある。いいお付き合いとはどんなものか、私の経験から考えると、相手の暮らしを尊重し、都合を思いやって、ほどよく距離をとることで実現するもののように思う。相手に対してどれほどの親しみを感じていても、相手の事情に踏み込み過ぎれば嫌がられる。相手を頼り、寄りかかろうとすれば、うっとうしく思われるに決まっている。親しい人たちの中には、友人と呼ぶ人たちと、知人と呼ぶ人たちがいる。どちらも、私にとってかけがえのない人であることには、変わりないが、付き合い方が違う。2021/02/20
こちゃら。
28
著者は97歳です。わたし・・まだまだだなぁ・・そう思わされる。昇る朝日に感謝して、沈む夕日に感謝して、あしたも普通に生きて行こうと思いました。2016/10/29
芽依*
16
自分のおばあちゃんの話を聞いている様な優しい言葉に癒されました。老いを肯定的に捉える事で毎日を少しでも楽しく生きたいから。2018/11/07
読書実践家
12
1日を大切に、感謝して生きる。そんな心境になれるような経験と謙虚さが必要だと思った。2016/02/12