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内容説明
私と仕事、どっちが大事なの?お前は何の権利があってオレに注意するんだ!他の人もみんなやってるじゃん!―どんな暴論も打ち破るとことん正しい話し方を伝授。
目次
第1章 あなたに必要な“論理力”という武器(人間は非論理的思考にダマされる!?;人は誰もが論理的であろうとする ほか)
第2章 論理的に考え、話すための“第一歩”(3段論法「A→B,B→C、ゆえにA→C」;そもそも式論法「ルール→事実→結論」 ほか)
第3章 相手のペースに巻き込まれない会話術(相手の価値観に反論する;相手の言葉のウラ取りをする ほか)
第4章 論理の落とし穴を見破るテクニック(非論理的な論理に正しく反論せよ;誤導尋問「お支払いは現金ですか、それともカードになさいますか」 ほか)
第5章 質問で会話の主導権を握る方法(会話で主導権を握るには;「仮に話法」で相手を金縛りにする ほか)
著者等紹介
谷原誠[タニハラマコト]
「みらい総合法律事務所」パートナー弁護士。明治大学法学部卒業。企業法務、交通事故、不動産、倒産などの案件を主に処理する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
奈良 楓
15
【とても良かった】会社などでのちょっとややこしい人相手につかえそうな、法律用語や法廷戦術をを交えた会話術本。2022/03/12
anco
15
「他の人たちもやっている」という言葉は、自分が処罰を受けるような行為をしたことを認めた証拠。当人がやったことだけを追求し、相手の違反事実を確定してしまう。2016/06/29
アイスマン
13
一つの言葉を別の解釈をする事で反論する。例えばこんな反論だ。 「がんを告知すると生きる希望を失う。それでは人間の尊厳を失うのと同じだ。人間の尊厳を守る為にもがんの告知はすべきじゃない」 「それはおかしい。人間の尊厳の根源は自己決定権だ。他人ではなく自分で自分の事を決められる事こそに人の尊厳がある。そうであるなら、がんを告知する事でその後の人生をどう生きるか決定させる事こそ人間の尊厳を守る事ではないか。従って、がんは告知すべきだ」2019/12/18
アイスマン
13
「なんで俺だけなんだよ!他の奴もタバコ吸ってんだよ」への対処法は、まず違反事実を確定する事。「他にもタバコを吸っている奴はたくさんいるのに何で俺だけ処罰されるんだよ!絶対納得できないし、教師として公平に扱うべきじゃないのかよ!」 「今はキミの話をしているんだ。自分がタバコを吸った事は認めるね。そして校則に違反したら処罰されるのが当然だ。もちろん皆公平に扱うし、他にも吸っている事が確定したらその生徒を処罰する。キミは校則に違反した訳だから、その公平な処罰の一環として謹慎処分となるのだ。どうだ公平だろ」 2019/12/13
アイスマン
13
基本的に権利を主張する側が立証責任を負担する。 例えば、貸金請求をする側が金を貸した事を立証する必要がある。 つまり、原則として現状を変更する側が立証責任を負うのだ。 この原則は日常会話にも当てはまる。例えばこんな会話だ。 「女性専用車両は廃止すべきだよ」 「私はそうは思わない。十分に効果をあげていると思うわ」 「何だって。じゃその効果をデータで示してよ」 「それは筋が違うわ。現に存在する女性専用車両をあなたが廃止すべきと言ったのだからあなたがその理由とデータを明確にしてよ」 2019/12/28