内容説明
11人の絵手紙講師にお願いし、日本的な伝統と歴史のある、あるいはユニークな宿を選んで、そこを絵手紙のモチーフとして制作した。よくある旅行ガイドブックのように客観的に旅館を紹介するつもりはさらさらない。人の眼と心、手を通して表現される、絵手紙といういたって主観的な媒体に、旅館の姿を留めようという試みである。個性的なそれぞれの旅館を、個性豊かな絵手紙講師が描くとどうなるか、その答えがこの一冊の中にある。
目次
第1章 日本旅館を絵手紙に描く(絵になる本造建築に誘われて;旅館向瀧(福島・東山温泉)猿渡絹子
板室観光ホテル大黒屋(栃木県・板室温泉)小泉ちよゑ ほか)
第2章 私の旅と絵手紙(旅のスケッチ入門―小泉ちよゑ;絵手紙のある旅の楽しみ―石綿操;旅を企画する、楽しみ、方法―森谷年子 ほか)
第3章 それぞれの旅と絵手紙(さまざまな絵手紙技法―鈴木絢子;旅のスケッチ作品集)