出版社内容情報
「すべての道はローマに通ず」「火中の栗を拾う」など、
多くの名言を残した17世紀の詩人、
ラ・フォンテーヌによる大人のための寓話集を
現代日本の状況と絡み合わせて考察。
鹿島流の解釈で、現代を斬る。
正直者は本当に馬鹿を見る?
フランス流、賢い考え方・生き方に学べ!
1章 「騙す奴」より「騙される奴」のほうが悪い
2章 「本能」が先か? 「知恵」が先か?
3章 「正義」というくせ者
4章 「裏」を見抜く「賢さ」が身を守る
5章 「狡く」なければ生きていけない
鹿島 茂[カシマ シゲル]
1949年、神奈川県生まれ。仏文学者。明治大学教授。東京大学大学院修了。専門は19世紀のフランス文学。平成3年『馬車が買いたい!』(白水社)でサントリー学芸賞、同8年、『子供より古書が大事と思いたい』(青土社)で講談社エッセイ賞、11年、『職業別パリ風俗』(白水社)で読売文学賞、16年、『成功する読書日記』(毎日新聞社)で毎日書評賞を受賞。その他の著書に『フランス文学は役に立つ』(NHK出版)、『神田村通信』、『悪知恵のすすめ』(弊社刊)、『ドーダの人、小林秀雄』、『ドーダの人、森?外』(朝日新聞出版)など多数。
内容説明
正直者は本当に馬鹿を見る?フランス流、賢い考え方・生き方に学べ!「すべての道はローマに通ず」など、多くの名言を残した17世紀の詩人、ラ・フォンテーヌによる大人のための寓話集。
目次
第1章 「騙す奴」より「騙される奴」のほうが悪い(あなたが偉い人間か、惨めな人間か、よーく考えてから行動しよう。;策がありすぎると、うまくいかない。策は、一つに絞るといい。 ほか)
第2章 「本能」が先か?「知恵」が先か?(「お金」「不老不死」を人間は望むが、「知恵」こそ財産である。;悪い予言から逃れようとすると、かえって予言通りになってしまう。 ほか)
第3章 「正義」「正論」というくせ者(あらゆることに口を突っ込む人がいる。本当は、うるさい奴にすぎないのに。;よいことは自分、悪いことをするのは部下。 ほか)
第4章 「裏」を見抜く「賢さ」が身を守る(才能は、かならず花開く、早いか遅いかの違いだけ。でも、それが人生を大きく変える。;人はみな、目を開けたまま夢を見る。しかし、われに返れば、元の木阿弥。 ほか)
第5章 「狡く」なければ生きていけない(困っている人がいたら助けよう。それが、自分を助けることになる。;大金を手にしたとたん、陽気な気分は消えうせる。 ほか)
著者等紹介
鹿島茂[カシマシゲル]
1949年、神奈川県生まれ。仏文学者。明治大学教授。東京大学大学院修了。専門は一九世紀のフランス文学。平成3年『馬車が買いたい!』(白水社)でサントリー学芸賞、同8年、『子供より古書が大事と思いたい』(青土社)で講談社エッセイ賞、11年、『職業別パリ風俗』(白水社)で読売文学賞、16年、『成功する読書日記』(毎日新聞社)で毎日書評賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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