内容説明
「神様。本当にいるなら、僕に、世界でたったひとりの大切な女の子を、僕にください」二卵性双生児として生まれ育った兄妹、頼と郁。「いくはぼくのおよめさん」と誓い合った幼少時代はやがて過ぎ、出来のいい頼と、ドジな郁との距離は成長とともに離れていく。頼に嫌われたと落ち込む郁だったが、頼は、妹である郁を人知れず愛し始めていた…。頼の気持ちを知り、戸惑いながらもそれを受け入れる郁。禁忌を犯した兄妹を待ち受ける衝撃の結末とは!?累計六〇〇万部の大ベストセラーコミック『僕は妹に恋をする』と、その映画版を元にしたオリジナルノベライズ。
著者等紹介
橋口いくよ[ハシグチイクヨ]
74年鹿児島生まれ。01年3月『愛の種。』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りゅう☆
41
ずっと前、松潤主演の映画を観た。双子の兄妹の近親相姦といえば重い言い方だが内容が軽すぎる。ケータイ小説なる類のモノを読んだことないのだがこんな感じなのかな?こういった恋愛モノは映画か漫画の方が楽しめるね。2014/12/09
そのぼん
20
衝撃のタイトルですね。ですが、実際読んでみると設定の割には生々しくなくて良かったです。映画もコミックも見ていないのですが、こんな感じなのかな。2012/11/22
Tomomi Yazaki
16
勉強ができスポーツ万能の頼。それとは全く正反対な郁。二人は双子の兄妹。頼は郁の自慢の兄でもある。そんな頼は最近郁への態度が冷たくなる。それは思春期を迎えた誰もが経験する心の中の天邪鬼。題名からは何か比喩的なことと考えていたけど、そのまんまの兄妹のラブストーリー。淡い恋ではなく、青い性。でもそれは、絶対実らせてはいけない禁断の恋。これは、その禁忌を破った二人の、そしてその互いの苦悩を描いたお話です。理解できる部分もあるが、決して共感してはならない、アダムとイブの夢の中の恋物語である。2020/01/14
なつ
13
一瞬で読了。内容はタイトルのままです。わたしの年齢で読むと親の立場として見てしまうというのが本音。子供、いないけど。もし実際にそうだったとして、自分の子供達が、ということが分かったら、親はどうするんだろう。泣く?殴る?勘当する?心中しようとする?結末はどうあれ、分かってしまった瞬間から家族の地獄が始まるんだろうな。そんなオソロシイこと考えたくないので考えない、というところに行き着いたので感想はこの辺で。最後にひとつ『クローバーはCLOVER。C-LOVER。C=She→She-LOVER。彼女は恋人。』2015/10/02
大宮担
10
映画は見たから頭の中では松潤と榮倉さんで。 あっさりと読めます。ありえない話だけどなんだかステキだなと思いました。 ラストが大好きです。 2013/07/09