魂の書―金澤翔子作品集

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  • サイズ B5判/ページ数 111p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784860293796
  • NDC分類 728.216
  • Cコード C0071

内容説明

ダウン症の天才書家・金澤翔子、初の作品集。NHK大河ドラマ「平清盛」題字や「絆」「永遠」など初収録作品、代表作「風神雷神」「飛翔」「般若心経」を含む52点を収録。

目次

1(希望;絆;平清盛 ほか)
2(花;元氣;遊 ほか)
3(永遠;嵐;三日月 ほか)

著者等紹介

金澤翔子[カナザワショウコ]
1985年、東京に生まれる。ダウン症と診断される。5歳で母に師事し、書道を始める。10歳のとき、「般若心経」を書く。2005年、銀座書廊で「翔子、その書の世界」を開催。帝国ホテルにて初の席上揮毫。2009年~2011年、鎌倉の建長寺、京都の建仁寺にて個展を開催。2011年、奈良の東大寺で個展。2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」の題字を手がける

金澤泰子[カナザワヤスコ]
1962年、明治大学入学。書道「学書院」の柳田泰雲に師事。1990年、東京・大田区に久が原書道教室を開設。1998年、書道「泰書會」に入会、柳田泰山に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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イスタ

87
ダウン症の天才書家、翔子さんの【魂の書】。どの書を見ても心震えてきます。その中でも好きなのは「楽」「魚」「月光」「風」「極楽」「永遠」「祈り」。翔子さんにしか書けないような、字から想いや情景が溢れ出して。お母さんの『この子には書の神が舞い降りてくる。書は、テクニックなどではなく魂のありようなのだ』という言葉。『生まれついての一点の曇りもない魂を持ち続けている娘。曇らなければ、たぶん誰もが持っている感動力ややさしさなのかもしれない』魂の純度が高いほど、希いや祈りのパワーも強くてまっすぐに天に届くのだろう。2021/10/02

きむこ

78
義父も今のお隣さんも兵庫に住んでた頃の友人も書道の先生だったので、書に触れる機会だけはとにかく多い。とにかく自由で、時には楽しそうで時には雄叫びが聞こえそうで、どれもものすごくエネルギーが感じられ食い入るように作品を楽しみました。一つ一つの作品にお母様の言葉が添えられており、その文章から無垢の心や欲のない気持ちや曇りなきまなこから見える翔子さんの風景が、自由で力強い筆の原点なんだろうと思った。お母様とは対照的な翔子さんのコメントが良いなぁ。2021/09/25

退院した雨巫女。

11
《私-図書館》力強い字も好きですが、月光の字が、私は、大好きです。2019/11/15

舟江

8
習字を始めて半年、何気なく目に留まったので図書館のベンチに座って読んだ。「天地」という作品のコメントに翔子さんは「天にも地にも、龍はひそんでいます」と書いていたが、字の中に込めたものをはっきり言うことができるのは素晴らしい。私的には「月光」が良かった。彼女を育て上げたお母さまには只々頭が下がる。2019/03/03

しょー

5
 太く堂々とした線には躍動感が表れている。大河ドラマ『平清盛』を担当した、書家の金澤翔子さん。彼女の作品は生命力が溢れており、紙から飛び出して来るように見える。彼女ほど、勢いがある作品を残せる書家を、私は知らない。2013/10/23

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